ベビーベッドをメルカリなどで売ったり、引っ越しで運んだりするとき、「大きすぎて送れない?」「分解したネジをなくしそう」と迷いますよね。説明書が見当たらないと、なおさら不安になるものです。
先にすることは、①配送方法を確認する、②メーカーと型番を調べる、③分解前の写真を撮り、接合部に番号を付けること。分解できる製品なら、ネジを取り付け位置ごとに分け、柵や床板を保護して梱包します。無理に分解する必要はありません。
この記事でわかること
- 説明書がないときの確認方法と、番号の付け方
- ネジ・柵・床板をなくさず傷つけずに包む手順
- 宅急便・佐川の大型宅配・メルカリの大型配送の選び方
- 受け取り後に安全に再組み立てしてもらうための注意点
梱包前に「分解するか」「どう送るか」を決める
ベビーベッドには、工具で組み立てるタイプ、折りたたみ式、キャスターや可動柵が付いたタイプがあります。分解できそうに見えても、どのネジを外してよいかは製品ごとに異なります。
- 本体のラベルや刻印でメーカー名・品番(型番)を確認する。
- メーカー公式サイトで「型番+取扱説明書」を検索し、見つからなければメーカーへ問い合わせる。
- 配送サービスを調べる。自分で箱詰めする宅配便と、梱包を任せる大型配送では準備が違う。
- 商品の外寸、重さ、付属品、搬出経路を確認する。
たとえばカトージのベビーベッド取扱説明書には、分解は組立方法の逆手順で行い、ボルト・ナットを子どもの手の届かない場所に保管する旨が記載されています。ただし、これはその説明書の対象製品に関する案内です。別のベッドに同じ手順を当てはめないでください。出典:カトージの取扱説明書(PDF)。
説明書が見つからない場合:下記の写真・番号付けは「もとの位置を記録する工夫」であり、分解方法を判断するための代用品ではありません。外してよい箇所や再組立方法が確認できなければ、無理に外さずメーカーへ相談してください。破損や部品欠品がある製品は、安全確認なしに再使用しないでください。
必要な梱包資材をそろえる
| 資材 | 何に使う? |
|---|---|
| スマホ・メモ | 組立状態、ネジの位置と向きを記録 |
| マスキングテープ・ペン | 接合する部材の対応番号を表示 |
| チャック付き小袋 | ネジ・ワッシャー・キャップなどを区分 |
| プチプチ・薄い緩衝シート | 柵・フレームの擦れと傷を防ぐ |
| 厚紙・ダンボール・角当て | 長い部材の端・角・突起の保護と外装 |
| 梱包テープ・結束材 | 外箱の封かん・保護材の固定 |
木製の塗装面に粘着テープを直接長時間貼ると、表面が傷んだり糊が残ったりする場合があります。目立たない場所で確かめ、可能なら部材に巻いた紙や保護材の上に番号札を付けます。金具を本体へ直接テープ留めする方法は、輸送中に剥がれて傷の原因になるため避けましょう。
ベビーベッドの梱包方法【6ステップ】
1.分解前に全体と接合部の写真を撮る
ベッド全体を正面・左右・背面から撮り、床板の高さ、柵の向き、キャスターの位置も記録します。続けてネジや金具のアップ写真を撮影。ネジの長さ、ワッシャーの順番、左右の違いが分かるようにしておくと、受取人に伝えやすくなります。
2.接合部の両側に対応する番号を付ける
外す位置が説明書で確認できたら、接する部材のそれぞれに「A-1」「A-1」、次の位置に「A-2」「A-2」と番号を付けます。「右上」「左下」なども併記すると迷いにくくなります。先ほどの写真にも同じ番号をメモしてください。

3.説明書に従って分解し、ネジを袋分けする
説明書に指定された順番と工具で分解します。外したネジ、ナット、ワッシャー、キャップは取り付け位置ごとに小袋へ。形が似ているネジも混ぜないことが大切です。袋には「A-1・右上・ネジ2本・ワッシャー2枚」のように、実際に確認した内容を書きます。
分解途中で外れにくい、部材がゆがむ、固定方式が分からない場合は作業を中断してください。無理な力を掛けたり、代用ネジを使ったりしないでください。子どもが近くにいる場所では小部品の誤飲にも注意します。
4.柵・床板・支柱を個別に包む
長い柵は端と角を厚紙などで守り、緩衝シートを巻きます。柵の細い桟や可動部分には局所的に力が集中しないようにしましょう。床板は面に傷が付かないよう保護し、支柱・キャスター・突起のある部材は別々に包みます。
脚・座板・トレーを分けて送る椅子については、ベビーチェアの部品別の梱包方法も確認できます。

5.部品一覧と照合し、箱の中で動かないようにする
取り外した柵、床板、支柱、金具袋、マットレスなどを一覧にし、発送するものと照合します。金具袋は破れにくい小箱にまとめ、「ネジ・金具在中」と表示。受け取り側が必ず見つけられる場所へ入れ、箱の中で転がらないよう固定します。重い金具を柵の上へ裸で置かないでください。
大きな部材は、それぞれの形に合うダンボールで囲い、箱の中の隙間を緩衝材で埋めます。長い箱を継ぎ足す場合は、継ぎ目が曲がりやすくならないよう十分な重なりと補強が必要です。輸送時の強度に不安があるなら、無理に自作せず配送業者へ相談しましょう。

6.封かん後にサイズと重量を測る
梱包後の箱の縦・横・高さを測り、3辺を合計して重量も確認します。複数箱になった場合は、それぞれの寸法・重量・内容を記録し、利用する配送サービスが複数個口を受け付けるかを確認。最後に番号付き写真と部品一覧を購入者へ共有すると親切です。
ベビーベッドはどう送る?配送方法の比較
発送方法は、自分で梱包した荷物のサイズ・重さと、梱包を任せたいかで選びます。次は2026年10月時点の公式案内に基づく一般的な上限です。上限以内でも品物や荷姿によって受付不可となる場合があります。
| 方法 | 主な条件 | 向いているケース |
|---|---|---|
| ヤマト宅急便 | 3辺合計200cm以内・30kg以内。原則1辺170cm以内などの制限あり | 分解後に小さくまとまり、自分で梱包できる |
| 佐川・飛脚ラージサイズ宅配便 | 3辺合計260cm以内・50kg以内。ただし一人で積み下ろしできない大型家具は受付不可の場合あり | 宅急便200サイズに収まらない場合の候補 |
| メルカリ「梱包・発送たのメル便」 | 配送会社が梱包。サイズ区分・対象商品・搬出条件、複数個口の制限を確認 | メルカリで販売し大型配送を任せたい |
公式確認先:ヤマト運輸・サイズ上限/佐川急便・飛脚ラージサイズ宅配便/メルカリ・たのメル便の利用方法。
たのメル便は「分解すれば安くなる」とは限らない
メルカリ公式では、分解した商品でも完成形のサイズで計測される場合があり、ベッドについては分解・折りたたみの可否で計測方法が異なると案内しています。また、取引1件で複数個口の配送はできません。分解や組み立ての追加作業に費用が掛かる場合もあります。
「柵を外したから安いサイズになる」と見込んで出品する前に、たのメル便のサイズ計測と配送不可商品・複数個口の条件を確認してください。購入者への説明には「分解済み/組立説明書の有無/部品の有無」を明記しておくと行き違いを防げます。
送料は発送元・届け先・サイズ・配送方法によって変わるため、ここでは一律の金額を示しません。利用するサービスの公式料金案内で、発送直前に確認してください。
ベビーベッドならではの注意点
- マットレスは別に確認:付属マットレスを含めるか、配送サービスが同梱を認めるかを事前に確認。無理な圧縮で変形させない。
- ネジや金具を代用しない:欠品がある場合はメーカーに適合部品の入手方法を確認する。似た長さの市販ネジで置き換えない。
- 汚れ・破損も伝える:柵のひび、留め具の不具合、床板の傷、部品欠品は出品時に写真と説明で共有する。
- 組み立て後の使用前確認が必要:受取人は対象モデルの説明書に従い、部品の過不足、柵の固定、床板・キャスター・各締結部の状態を確認する。安全性を確認できないものは使用しない。
乳幼児用ベッドは子どもの安全に関わる製品です。経済産業省は2025年12月25日から乳幼児用ベッドを「子供用特定製品」に指定しています。なお、制度の販売規制は事業者の立場や取引条件によって適用関係が異なります。詳しくは経済産業省の案内を確認してください。
よくある質問
説明書がなくても分解していい?
まずラベルから型番を調べ、メーカーの電子版説明書を探してください。写真と番号付けは補助になりますが、分解手順の代わりではありません。外してよい箇所が不明ならメーカーなどに相談し、無理に分解しないでください。
ネジ袋はフレームに貼ってもいい?
落下や擦れの原因になるため、ネジを袋に入れて木製フレームに直接貼り付ける方法は勧めません。小箱にまとめ、部品一覧と対応番号を付ける方法が管理しやすいです。
ベビーベッドをダンボールなしで発送できる?
宅急便など自分で梱包するサービスでは、荷物を保護し安全に取り扱える荷姿が必要です。梱包を配送会社が行うたのメル便なら自分でダンボールを用意する必要はありませんが、対象品・サイズ・搬出方法を先に確認します。
引っ越しで保管するだけなら?
再組み立て時に困らないよう、写真、部品一覧、説明書のデータ、ネジ袋を一緒に保管しましょう。木部や金具が濡れたまま包まないこと、保管中に曲げや重い物の圧力が掛からないことも大切です。
発送前チェックリスト
まとめ
ベビーベッドの梱包は、分解前の記録→説明書に従った分解→ネジの袋分け→柵・床板の保護→部品照合→発送条件の確認の順番で進めましょう。特に説明書をなくしている場合は、型番を調べることと、部材に対応番号を付けて写真を残すことが役立ちます。ただし、番号が分かっても安全な分解・再組立方法が分かるわけではありません。
ほかのベビー用品を送る場合はこちら
ベビーベッド以外にも、バウンサーやベビーカーは、形状や可動部に合わせた梱包が必要です。
取り外した柵と同じく長いフレームを扱う場合でも、突っ張りボルトや拡張パネルのある製品は保護箇所が異なります。ベビーゲートの梱包方法では、金具とパネルを分けて保護する手順を紹介しています。
バウンサーは折りたたみ方とフレームの保護、ベビーカーは車輪や可動部の固定がポイントになります。それぞれの梱包方法や発送時の注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。




