うちわを発送するときは、薄いから簡単そうに見えます。
でも実際には、丸い面は折れやすく、細い持ち手は曲がったり割れたりしやすいという、2つの弱点があります。
そのため基本は、うちわ全体を防水する → 持ち手を保護する → 両面をダンボールで挟む → 外装へ入れるという流れです。
特にアイドルグッズなどのジャンボうちわは、補強すると外寸が大きくなりやすいため、先に発送方法を決めるのではなく、梱包完成後のサイズを測ってから選ぶのが安全です。
- うちわを折らずに発送する梱包方法
- 持ち手を曲げないための保護方法
- ジャンボうちわを送るときの注意点
- 封筒とダンボールの使い分け
- 梱包後のサイズに合う発送方法の考え方
うちわは「面」と「持ち手」を別々に守る
うちわには、大きく分けて2か所の弱点があります。
ひとつは絵柄がある丸い面。
紙や薄い樹脂で作られているため、配送中に曲げられると折れやシワが残ることがあります。
もうひとつは細い持ち手です。
持ち手だけ外側へ伸びているため、荷物の端に力がかかると曲がったり、根元から割れたりする可能性があります。
そのため、
面は「曲がらないように挟む」
持ち手は「衝撃を受けないように包む」
と役割を分けて梱包します。
うちわの梱包に必要なもの
| 梱包資材 | 用途 |
|---|---|
| OPP袋・大きめのポリ袋 | 水濡れ・汚れ対策 |
| プチプチ | 持ち手や縁の保護 |
| 板ダンボール2枚 | うちわの面を両側から補強 |
| 厚紙 | 軽い補強に使用 |
| 大きめの封筒・宅配袋 | 1枚発送の外装 |
| 薄型ダンボール | 高価なうちわ・ジャンボうちわの外装 |
| 梱包用テープ | 補強材・外装の固定 |
ダンボールワンでも、うちわを袋へ入れ、持ち手をプチプチで保護し、ダンボール紙で折れ対策をしてから外装へ入れる方法を案内しています。
うちわを発送する基本的な梱包手順

1.うちわの状態を確認する
梱包前に、
- 表面の折れ
- 縁の傷
- 印刷面の擦れ
- 持ち手のヒビ
- 持ち手と面の接合部
を確認します。
フリマやグッズ交換で送る場合は、発送前の状態が分かる写真を残しておくと確認しやすくなります。
2.うちわ全体を袋へ入れる
OPP袋やポリ袋へ入れて、水濡れ・汚れを防ぎます。できれば丸い面だけではなく、持ち手まで含めて全体を覆える袋を使います。
大きな袋がない場合は、面と持ち手を別の袋で覆い、隙間から水が入りにくいよう重ねます。
印刷面へテープを直接貼らないようにしてください。
OPP袋は、うちわ全体が収まり、開口部まできちんと閉じられるサイズを使います。袋を使った水濡れ対策の基本は「防水梱包のやり方」も参考にしてください。
3.持ち手をプチプチで保護する
持ち手部分をプチプチで包みます。
特に、丸い面と持ち手の境目は力が集中しやすい場所です。持ち手だけを厚く巻くのではなく、根元まで含めて軽く保護します。
ただし、プチプチを強く締め付けて持ち手を曲げないようにします。
4.うちわより大きな板ダンボールを2枚用意する
うちわの面より一回り大きな板ダンボールを2枚用意します。
ポイントは、うちわの端がダンボールからはみ出さないことです。
縁が少しでも外へ出ていると、外から力がかかったときに、その部分だけ折れる可能性があります。できれば持ち手まで含めて補強材の内側へ収まるサイズにします。
5.ダンボールで両面を挟む
袋に入れたうちわを板ダンボールの上へ置き、もう1枚を上から重ねます。
片面だけの補強では、反対側から押されたときに曲がるため、両面から挟むのが基本です。
テープで固定する場合は、うちわ本体へ直接貼らず、ダンボール同士を留めます。強く締めすぎて中央を圧迫しないようにしてください。
6.封筒・宅配袋・薄型箱へ入れる
補強した状態で外装へ入れます。1枚で厚みが少なければ、大きめの封筒や宅配袋も使えます。
ただし、
- 高価なグッズ
- ジャンボうちわ
- 折れや傷を特に避けたい商品
- 複数枚
の場合は、薄型ダンボールや箱の方が外圧から守りやすいです。
7.完成状態でサイズを測る
最後に、袋+板ダンボール+外装まで含めた状態で縦・横・厚さを測ります。
うちわは本体だけを見ると薄いですが、持ち手や補強材によって意外と外寸が大きくなります。
ジャンボうちわは「厚さ」より縦横サイズに注意する
ジャンボうちわで困りやすいのは、厚みではなく長さと幅です。
小型配送サービスには、「厚さ3cm以内」だけでなく、「長辺34cm以内」などの条件があります。
たとえば日本郵便のゆうパケットは、
- 3辺合計60cm以下
- 長辺34cm以内
- 厚さ3cm以内
- 1kg以内
そのため、うちわ本体が入っても、持ち手や両面補強まで含めると長辺34cmを超えてしまうことがあります。
「薄いからゆうパケットで送れる」とは限りません。
発送方法は梱包してから選ぶ
うちわは、梱包後の大きさによって発送方法を選びます。
| 梱包後の状態 | 発送方法の考え方 |
|---|---|
| 小型で長辺34cm以内・厚さ3cm以内 | ゆうパケットなどを検討 |
| 長辺34cmを超える | 定形外郵便や宅配便などを検討 |
| ジャンボうちわ・高価なグッズ | 箱+追跡のある配送を検討 |
| 複数枚 | ダンボール+宅配便が使いやすい |
日本郵便の定形外郵便(規格外)は、長辺60cm以内・3辺合計90cm以内・4kg以内が上限です。
ただし、通常の定形外郵便には標準で追跡や損害賠償がありません。
限定グッズや高価なうちわを送る場合は、送料だけでなく追跡や補償も考えて選びます。
宅急便コンパクトはうちわに向く?
「薄いから宅急便コンパクトに入るのでは?」と思うかもしれません。
ヤマト運輸の薄型専用BOXは、外寸24.8×34cm、内寸24×33.2cmです。
そのため、補強後のうちわがこの内寸へ収まらなければ利用できません。
特にジャンボうちわでは、持ち手まで含めると難しいことがあります。無理に折ったり、補強材を小さくしたりして専用BOXへ合わせる必要はありません。
片面補強ではなく両面補強する
うちわの梱包でありがちな失敗が、
「表側にだけダンボールを当てる」方法です。
片側だけ硬くしても、反対側から押されれば曲がります。
また、うちわが補強材の端からはみ出していると、その部分だけ折れることがあります。
そのため、うちわより大きな板を2枚使って、完全に挟むのが分かりやすい方法です。
絵柄面にプチプチやテープを直接貼らない
アイドルグッズやキャラクターグッズでは、表面の印刷状態も重要です。
テープを直接貼るのはもちろん、凹凸のある緩衝材を強く押し付けた状態で長時間置くのも避けます。まずOPP袋などへ入れ、その外側から補強してください。
商品本体と梱包材の粘着面を直接触れさせないことを基本にします。
複数枚のうちわはダンボール箱へ入れる

複数枚になると、1枚発送とは考え方が変わります。
うちわを裸のまま積み重ねると、
- 絵柄同士が擦れる
- 持ち手が他のうちわへ当たる
- 一番上や下のうちわだけ力を受ける
可能性があります。
まず1枚ずつ袋へ入れるか、少なくとも表面同士が直接擦れない状態にします。
その後、全体を板ダンボールなどで補強し、ダンボール箱へ入れます。箱の中で束が滑る場合は、周囲へ緩衝材を入れて固定してください。
ダンボールワンでも、複数枚では厚みが出るため、箱を使用して中で動かないようにする方法を案内しています。
公式の袋・外袋も商品の一部なら一緒に守る
グッズのうちわには、購入時の透明袋や台紙が付いている場合があります。
購入者がそれらも含めて商品の状態を重視する場合は、外袋そのものも折れ・破れから守ります。
袋へ直接送り状やテープを貼らず、その外側に梱包用の袋や箱を使います。
うちわの梱包で避けたいNG例
- 持ち手を保護せず発送する
- 片面だけダンボールで補強する
- 補強材からうちわの端がはみ出している
- 絵柄面へテープを直接貼る
- 水濡れ対策をせず紙封筒へ入れる
- 3cm以内にするため補強材を外す
- ジャンボうちわを無理にA4系の発送規格へ入れる
- 複数枚を裸で重ねる
発送前チェックリスト
うちわの発送でよくある質問
うちわは封筒だけで送れますか?
そのまま封筒へ入れるのはおすすめしません。
封筒には折れを防ぐ強度がほとんどないため、少なくともOPP袋で防水し、板ダンボールなどで両面を補強してから入れます。
うちわはプチプチで包めば折れませんか?
プチプチは衝撃対策にはなりますが、曲げに対する補強には向いていません。
面の折れを防ぐには、板ダンボールなど硬い素材で両面を挟む方が適しています。
ジャンボうちわはゆうパケットで送れますか?
梱包後のサイズが、長辺34cm以内・3辺合計60cm以下・厚さ3cm以内・1kg以内に収まる必要があります。
補強材や持ち手まで含めて長辺34cmを超える場合は利用できないため、完成後に測ってください。
一番安く送れる方法は何ですか?
うちわの大きさ・枚数・補強後のサイズによって変わります。
薄さだけで発送方法を決めず、まず必要な補強をしてからサイズを測るのが基本です。
安い方法へ無理に合わせて補強を減らすのは避けてください。
まとめ
うちわの梱包方法|折れ・持ち手破損を防ぐ発送手順では、荷物の弱点に合わせて保護し、外装の中で動かない状態にすることが基本です。
配送サービスの条件も確認し、保護を削って無理に小さくせず、安全に届く梱包を優先しましょう。
参考:ダンボールワン「うちわの梱包方法」(2026年9月19日確認)


