FedExで海外へ荷物を送るとき、「普通の段ボールで大丈夫?」「プチプチをどれくらい入れる?」「木箱やフィルムを使うと追加料金がかかる?」と迷いませんか。
FedExでは自分で用意した段ボールも利用できます。ただし、国際輸送に耐える強度、箱内で品物が動かない緩衝、適切な封かんが必要です。さらに、梱包の材質・形状・大きさによっては、輸送料とは別の料金が生じます。
この記事ではFedEx公式の日本語梱包ガイドと日本発の2026年追加料金案内をもとに、一般的な箱入り貨物の梱包手順と、発送前に見落としたくない条件を整理します。
先に結論|FedEx梱包の基本
- 丈夫で損傷のない段ボールを選ぶ。専用の無料梱包材を使う場合はサービス別条件を確認
- 壊れやすい品物は十分な緩衝材で個別に守り、箱内で動かないようにする
- 箱の天面・底面を幅5cm以上の適切な梱包テープでH字形に封かん
- 配送ラベルは箱の平らな大きな面に貼り、読み取りを妨げない
- 発送前に外寸・実重量・外装形態を確認。追加料金と受託可否は別々に確認する
FedExは自分で梱包する?自前の箱も使える
FedEx公式FAQは、お客様自身で用意した梱包材とFedEx提供の梱包材のどちらも使えると説明しています。一方、FedExは梱包代行を行わないとも明記しています。引き渡す前に、発送者側で適切な状態へ梱包しておきましょう。
自前の段ボールには、頑丈で破損がなく、折り込み部分がすべて残っているものを使います。再利用箱では穴・破れ・へこみを点検し、古い配送ラベルやバーコードを取り除きましょう。重い商品には二重構造の段ボールが候補です。
なお、荷物が危険物に該当する場合、通常の箱詰め手順だけでは足りません。内容品の受託可否や専用梱包要件を梱包する前に確認してください。
自前の段ボールと無料梱包材の選び方
| 選択肢 | 向くケース・特徴 | 間違えやすい点 |
|---|---|---|
| 自前の段ボール | 商品の大きさ・重量に合わせて用意しやすい | 箱が大きすぎると容積重量が増える。破損箱は避ける |
| FedExエンベロープ/パック | 主に書類や薄い荷物など、資材の用途に合う場合 | 重量・申告価額・利用サービスなどに条件がある |
| FedEx各種ボックス | 対応するサービスで箱のサイズが合う場合 | 資材によって料金・最低請求重量などの条件が異なる |
| FedEx 10kg/25kgボックス | 専用の国際配送サービス・料金条件に合う場合 | FedEx International Priority向けの専用条件。名称だけで通常送料と判断しない |
FedExの梱包材案内ではエンベロープ、パック、ボックスなどを掲載しています。梱包材注文フォームではアカウント情報などが必要です。「無料」は梱包材の提供についてであり、発送運賃まで無料になる意味ではありません。
10kg・25kgボックスの公式商品ページでは、FedEx International Priorityの対象利用時に均一料金が適用される旨を説明しています。重量を超える場合の追加料金についても注記があるため、利用時の最新条件を確認してください。

FedExの梱包方法|実践5ステップ
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ステップ1|箱の外寸と強度を確認する
品物の重量と形状に合う箱を選び、底面が抜けない状態にします。大きすぎる箱は多量の隙間材が必要になり、容積重量が増える場合があります。ただし、保護に必要な空間を削ってまで小さくしないでください。
ステップ2|品物を個別に包む
擦れ・破損しやすい品物を個別に包みます。FedExの梱包の手引きでは、壊れ物の二重箱詰め法で、内箱内の品物を厚さ5cm以上の気泡緩衝材等で個別包装し、さらに外箱との間に緩衝空間を設ける方法を案内しています。壊れやすい品物の保護に関する数値であり、すべての品物に同じ厚みを必須とする意味ではありません。
ステップ3|箱内の空間を埋めて動きを止める
底面に緩衝材を敷き、重い品物が箱の側面や他の商品を直接押さないよう配置します。側面と上面も保護し、箱を軽く動かして中身が移動しないか確認します。空気の層だけでは品物は固定されません。圧縮されやすい資材は、重い品物を支えられるか注意が必要です。
ステップ4|箱の上下をH字形に封かんする
FedEx日本語ガイドは、幅5cm以上の適切な梱包用粘着テープを使い、箱の上面と底面をそれぞれH字形に封かんする方法を案内しています。中央の合わせ目に加えて両端の継ぎ目もふさぎ、剥がれやすい弱いテープ、紐だけの固定は避けましょう。
ステップ5|航空貨物運送状を平面に貼る
配送ラベルは外箱の広い平面に、折れやしわがなく判読・スキャンできるように貼ります。FedExはラベルを外箱の一番広い面へ貼ることを案内しています。箱の角や段差をまたぐ位置は避け、バーコードをテープで見えにくくしないでください。
梱包形態で追加料金が発生するケース
FedExでは「運べる荷物か」と「どんな追加料金が発生するか」は別の確認事項です。箱の材質や形によっては、梱包形態に基づく特別取扱料金の対象になり得ます。
| 梱包例 | 料金面での注意 |
|---|---|
| 木材・金属・硬質プラスチック等を外装に使う | 段ボール以外の外装として特別取扱料金の対象となる場合がある |
| 外装をストレッチフィルムで覆う | フィルムを巻けば追加料金を回避できるわけではない |
| 筒・缶・タイヤのような円形・円筒状の外装 | 形状を理由とする特別取扱料金の対象となり得る |
| 外側に車輪・持ち手・ストラップが出る | 仕分け設備への引っ掛かりなどが問題になる |
| 外装に完全に収まらない・緩く包む | 輸送中の損傷リスクと追加取扱いの可能性がある |
これらはすべて発送禁止という意味ではありません。適切に梱包できるか、FedExが受託するか、対象サービスで追加料金がいくらになるかを別々に確認してください。
公式の梱包形態による特別取扱料金FAQでは条件の具体例を示しています。

大きさ・重さによる追加料金の基準
2026年1月12日からFedExは寸法に基づく特別取扱料金とオーバーサイズ料金に新たな体積・重量の基準を追加しました。以下は日本向け公式FAQで公開されている判定例です。料金額や適用サービスは変わるため、発送時には日本発・利用サービス別の最新料金表を確認してください。
| 料金区分 | 公式FAQが示す判定条件の例 |
|---|---|
| 特別取扱料金―寸法 | 最長辺121cm超、2番目に長い辺76cm超、長さ+胴回り266cm超、体積169,901cm³超のいずれか |
| オーバーサイズ料金 | 最長辺243cm超、長さ+胴回り330cm超、実重量50kg超、体積283,168cm³超のいずれか |
| 特別取扱料金―梱包 | 木箱・フィルム・円筒形など、外装形態に関する基準に該当 |
ここでいう「長さ」は最長辺です。「長さ+胴回り」は最長辺+残り2辺×2ずつで計算します。寸法の判定には、箱の内寸ではなく梱包後の外寸を使います。
FedExは複数の規格外手数料に該当するとき、対象となる特別取扱料金・オーバーサイズ料金などの中で割引後の最高額を適用する旨を案内しています。すべて単純加算とは限らない一方、燃料割増金や混雑時割増金などの別料金までなくなるわけではありません。
混雑時割増金の情報確認・本文更新日:2026年11月2日(日本時間)。2026年9月21日適用の「規格外貨物混雑時割増金」は、対象の規格外小口貨物について公表額770円/個です。通常の特別取扱料金・オーバーサイズ料金等とは別に適用される場合があり、すべての荷物に一律加算される料金ではありません。契約・請求通貨等による違いもあるため、実際の見積りを確認してください。
これとは別に、地域・サービス・支払区分別の混雑時割増金(1kg当たり)は、2026年11月2日発効の表を確認します。10月19日〜11月1日の表は旧期間のものです。日本発輸出、日本着のインポートワン、グローバル第三者国払い(G3P)では表の区分が異なるため、発送日・発着地・サービス・支払区分に合う料率を選び、770円/個の規格外貨物向け割増と混同しないでください。FedEx混雑時割増金の公式ページから適用表を確認し、通常の追加料金はサーチャージ等諸料金詳細も併せて確認します。実際の請求額は契約条件等によって異なります。
容積重量とは?大きな箱で送料が変わる理由
FedExの国際配送では、実際の重さだけでなく、荷物の外寸から計算する容積重量(寸法重量)が料金算定に影響します。公式が案内する計算式は次の通りです。
容積重量(kg)=長さ(cm)×幅(cm)×高さ(cm)÷5,000
各辺の寸法に小数がある場合は、センチメートル単位でそれぞれ切り上げて計算します。
例えば外寸60×40×40cmの箱なら60×40×40÷5,000=19.2kg。中身を含む実重量が5kgでも、容積重量が料金に影響する場合があります。実際の請求重量への丸め方・最低請求重量・契約条件等は利用サービスの規約を確認してください。
この容積重量の仕組みと、前述の「特別取扱料金―寸法」の基準は別です。箱が大きいことによる料金への影響は、容積重量と規格外手数料の二段階で確認すると理解しやすくなります。
壊れ物・電池・液体・重量貨物の注意点
壊れ物は二重箱詰めを検討する
ガラスや陶器、精密部品などは、個別包装、十分な緩衝層、中箱と外箱を使う二重箱詰めを検討します。ただし、製品によっては製造元の輸送用梱包を優先し、FedExの専門ガイドも確認してください。
リチウム電池・液体・スプレーは先に受託可否を確認
PCや電子機器などに含まれるリチウム電池、香水、引火性液体、スプレーなどは、通常の商品と同じ扱いではない場合があります。電池の種類・内蔵状態・容量、液体の成分、仕向国、利用サービスなどによって受託・梱包・表示・書類の要件が異なります。
普通の段ボールとプチプチで包んだから発送できる、とは判断しないでください。FedExの危険物の発送案内で最新条件を調べ、必要なら発送前に問い合わせます。
重量物・パレット貨物は通常小包と分ける
大きい機械・複数の重量貨物は、パレットや専用固定を含めた設計が必要です。FedExは重量貨物の安全な輸送のためパレット使用を推奨しています。小包と同じ箱詰めで済ませず、利用サービスの寸法・重量上限と貨物梱包要件を確認してください。
段ボール・木枠・スキッド・パレットなどの方式選定の全体像は、こちらで確認できます。
FedEx梱包のよくある質問
Amazonなどで届いた箱を再利用できますか?
頑丈で破損がなく、すべての折り込み部分が残った箱なら候補になります。古いラベル・バーコードは剥がし、元の箱が傷んでいる場合は新しい箱を使いましょう。
木箱なら追加料金を避けられますか?
いいえ。段ボール以外の外装は、FedExの梱包形態に基づく特別取扱料金の対象になり得ます。木箱が必要な貨物では、保護性能と受託・料金条件を合わせて検討してください。
FedExの無料の箱なら追加料金はかかりませんか?
無料とは梱包材の提供についてです。運賃、容積重量、資材別の最低請求重量や特別料金、各種割増金は別の問題です。利用する箱と配送サービスの条件を確認してください。
発送前チェックリスト
まとめ|梱包基準と追加料金の両方を確認
FedExの梱包では、丈夫な箱を選び、品物を個別に守り、隙間を固定し、上下をH字形に封かんすることが基本です。加えて、外装の形状・箱の外寸・実重量によって料金が変わる可能性があります。
最初に梱包の安全性を確保し、そのうえで不要な空間や追加料金の対象となる外装形態がないかチェックしましょう。発送前にはFedExの最新ガイドと利用するサービスの見積もり条件を確認してください。
主な参照資料(2026年10月18日確認):FedEx貨物の梱包、FedEx梱包の手引き(PDF)、無料梱包材、梱包形態による追加料金、寸法による追加料金、オーバーサイズ料金、容積重量、最新追加料金



