海外へ食べ物を送る方法|お米・お菓子・加工食品は送れる?

海外へ食べ物を送る方法 発送の知識
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海外で暮らす家族や友人に、日本のお米、お菓子、カップ麺やレトルト食品を送ってあげたい。そんなとき、「生ものは難しそうだけれど、常温で保存できる食品なら大丈夫?」と迷いませんか。

お米も、お菓子も、加工食品も、海外へ送れる場合があります。ただし、種類や原材料、送り先国、配送会社によって条件は異なります。 未開封・市販品・賞味期限内だから必ず送れる、というわけではありません。

この記事は、日本から海外の家族・友人へ、個人的な贈り物として食品を送る人向けです。お米・お菓子・加工食品ごとの見分け方と、発送前の確認・梱包・申告を具体的に整理します。商用輸出や大量販売の手続きは対象外です。

海外へ送る食品の早見表|お米・お菓子・加工食品

最初に送りたい食品を探してみましょう。以下の「条件付き」は発送可能の確定ではなく、国・原材料・利用する配送会社の確認が必要という意味です。

食品 判断の目安 先に確認すること
精米・玄米(未調理) 国によって可否が違う 植物検疫・輸入許可・配送会社
パックご飯 国・配送会社によって条件付き 加工食品としての規制、原材料
せんべい・米菓 国・原材料によって条件付き 肉・乳製品などを含むか
クッキー・ビスケット 国・原材料によって条件付き 乳・卵等の規制、割れやすさ
チョコレート 国・原材料によって条件付き 乳成分、気温による溶け
スナック菓子 国・原材料によって条件付き 肉エキスなどの味付け、袋の潰れ
カップ麺・袋麺 原材料で大きく変わる スープ・かやくの肉エキス等
レトルトカレー 原材料で大きく変わる 肉・肉エキス・乳成分
ふりかけ・スープの素 国・成分によって条件付き 肉・魚・卵・乳等の原材料
味噌・醤油 国・配送会社によって条件付き 加工豆製品の扱い、漏れ対策
粉ミルク・チーズ 制限に注意 乳製品規制。ヤマト国際宅急便は不可
生の果物・野菜・肉 規制が厳しい 検疫・輸入禁止。ヤマト国際宅急便は不可

同じ「お菓子」でも、プレーンな米菓と肉エキスを使ったスナックでは判断が変わります。日本郵便は、牛肉を禁止する国向けの注意例として、カップ麺・カレー・コンソメを挙げています。日本郵便「国際郵便として送れないもの」

海外へ送る食品の判断基準

お米は海外へ送れる?精米・玄米とパックご飯

日本のお米は、送れる国と送れない国があります。 日本郵便の公式FAQでも国・地域別情報の確認が必要とされています。お米は通常のお菓子と違い、未加工の農産物として植物検疫・輸入許可の対象になることがあります。

家族・友人へ贈る米は、日本の輸出数量届出が原則不要

農林水産省によると、自分や家族が食べるため、または友人へのお土産など、個人的使用のため非商業的に輸出する米穀・米加工品は、食糧法に基づく輸出数量届出が不要です。

ここで重要なのは、「輸出数量届出が不要」=「海外へ自由に郵送できる」ではないこと。送り先国が求める植物検疫証明書、輸入許可、産地に関する証明などは別に確認が必要です。農林水産省「米麦等を輸出される方へ」

精米・玄米・パックご飯は同じ扱いではない

未調理の精米・玄米には植物検疫上の条件がある場合があります。一方、炊飯済みの密封パックご飯は加工米飯であり、未調理の米と同じ条件とは限りません。ただし、パックご飯ならどの国へでも送れるという意味ではありません。

ヤマト国際宅急便では生米は禁制品ですが、レトルト米飯は送り先国の規制がなければ取り扱える場合があると公式に案内しています。郵便局とヤマトで判断が異なるため、配送会社も確認しましょう。ヤマト「国際宅急便で送れないもの」

国による違いの例として、中国向けの米には指定施設などの条件があり、農林水産省は個人消費用の少量であっても条件が適用され、郵便による輸出は原則認められないと案内しています。相手国が違えば判断も変わるため、国名を確定してから調べてください。

お菓子は海外へ送れる?原材料表示が重要

せんべい・クッキー・チョコレート・スナック菓子など、市販の常温保存できるお菓子でも、相手国によって受け取れるかは変わります。

確認したいのは、商品パッケージの原材料名。特に肉や肉エキス、乳成分、卵などの動物由来原材料は、送り先の輸入規制に関係することがあります。

  • せんべい・米菓:しょうゆ味でも調味料やだしに動物由来成分がないか確認。
  • クッキー・ビスケット:乳・卵の使用と、相手国の取扱条件を確認。割れやすいので箱の中で動かさない。
  • チョコレート:乳成分の規制だけでなく、高温期の溶けにも注意。常温輸送の温度は保証されない。
  • スナック菓子:コンソメ味・肉系の味付けはエキス類に注意。袋が潰れないよう余裕のある箱を選ぶ。

「個包装だから」「賞味期限が長いから」だけでは、税関・検疫上の判断材料として不十分です。送る前に商品名、原材料、内容量、製造元を控えておくと問い合わせにも使えます。

カップ麺・レトルト・調味料は海外へ送れる?

加工食品で迷いやすいのが、カップ麺、インスタントスープ、レトルトカレー、ふりかけ、味噌や醤油です。ここでは加工されているか以上に、何が入っているかが大切です。

カップ麺やカレーは「肉エキス」を確認

日本郵便は、牛肉の輸入が禁止されている国へ送れない例として、カップ麺・カレー・コンソメを示しています。スープや粉末調味料も含め、ビーフ・ポーク・チキンなどの肉成分を確認しましょう。具材に肉が見えなくても、エキスに含まれている場合があります。

ヤマト国際宅急便は、肉製品・肉エキス入り食品を禁制品としており、インスタントラーメンやレトルトカレーを例示しています。日本郵便とヤマトの条件を混同しないようにしましょう。

味噌・醤油・ふりかけも国別確認が必要

ヤマトは、未加工の豆類は禁制品としつつ、味噌や醤油などの加工した豆類は届け先国の規制がなければ送れる場合があると説明しています。ただし、液体の醤油は漏れ対策が必要です。ふりかけは原材料が商品ごとに異なるため、魚介・肉・卵などの表示を確認しましょう。

海外の家族へ食品を送る前の確認は3つ

1.送りたい食品の原材料と状態

商品パッケージの品名・原材料・内容量・賞味期限・保存方法を確認します。米は精米・玄米・レトルト米飯の違い、加工食品は肉エキス等の有無を明確にします。

2.送り先国の輸入・検疫ルール

日本郵便の国・地域別条件表で禁止品・条件付き品を調べ、必要に応じて相手国の税関・植物検疫・食品当局の最新案内を確認します。国別条件表に情報更新のタイムラグがある可能性にも注意してください。

3.利用する配送会社が受け付けるか

日本郵便で送れる可能性があっても、ヤマト国際宅急便では禁制品になる食品があります。日本郵便なら共通禁制品と国別条件、ヤマトなら共通禁制品と国別条件をそれぞれ確認しましょう。不明なまま発送せず、品名・原材料を示して事前に問い合わせるのが安全です。

食品別の梱包方法|米袋の破れ・お菓子の割れを防ぐ

送れることを確認したら、食品の形に合った保護をします。一般的な箱詰めの説明を繰り返すより、食品ごとの弱点を押さえるのが大切です。

食品 守りたいところ 梱包のポイント
精米・玄米 袋の破れ・重量による底抜け 密封状態を確認。丈夫な外装箱に入れ、重量に合う底の強度を確保する
パックご飯 容器の変形・シール部の損傷 角への圧力と箱内の動きを抑える
クッキー・せんべい 割れ・欠け 硬い物と重ねず、箱内で動かないよう配置する
カップ麺 容器のへこみ 上に重い物を載せず、容器を圧迫しない
レトルト食品 袋の破れ・液漏れ 角や重い物との接触を避け、袋同士の動きを抑える
醤油・味噌など 容器の漏れ・破損 ふたの密閉を確認し、漏れに備えて二次包装する
チョコレート 高温による溶け 緩衝材だけでは温度を保てない。輸送時期や利用便を検討する

国際輸送は到着日や温度管理を保証できない方法もあります。冷蔵必須・日持ちしない食品は、利用サービスに適切な温度管理があるか確認できない限り、通常の国際小包へ入れない方がよいでしょう。

海外へ送る食品の梱包ポイント

郵便局から食品を送るときの申告と注意点

発送サービスが決まったら、食品の具体的な名称・数量・価格を正確に申告します。たとえば「Food」「Gift」だけでなく、「Rice crackers」「Instant noodles」など内容が分かる品名にします。贈り物でも申告を省略できるわけではありません。

日本郵便のラベル作成には国際郵便マイページサービスを利用し、送り先国と利用するサービスの条件を守ってください。詳しい発送手順はEMSの梱包・送り方や国際小包の送り方で確認できます。

米国へ家族・友人に送る場合は別の手続きも確認

日本郵便の米国への食品発送案内では、個人から個人への非商業的な食品について、FDA事前通告の確認番号取得を実質的に免除する扱いを説明しています。申告には個人利用の目的も具体的に記載します。ただし、食品そのものの輸入禁止や検疫まで免除されるわけではありません。

米国宛て事前申告の情報確認・本文更新日:2026年10月25日(日本時間)。米国税関向けの事前申告登録は、上記のFDA事前通告とは別の手続きです。日本郵便の10月23日付続報では、100米ドル以下の個人間贈答品は、2027年1月19日まで事前登録が任意(推奨)となり、登録せずに差し出すこともできます。食品の輸入・検疫条件や、内容品・数量・価格などの電子税関申告が免除されるわけではありません。

この例外に当たらない2,500米ドル以下の対象物品は、原則として認定事業者ZonosまたはSafePackageで事前登録し、必要に応じて関税等を支払います。任意で登録する贈答品を含め、登録時には免税でも事業者の手数料がかかります。登録した場合はラベルへ「DDP-(13桁の申告番号)」を表示し、登録しない対象贈答品にはDDP表示は不要です。発送前に日本郵便の米国宛て最新案内(10月23日続報)を確認してください。

まとめ|お米・お菓子・加工食品は3点で判断

海外の家族や友人へ日本の食品を送るなら、食品の種類と原材料→送り先国の規制→配送会社の受付条件の順に確認しましょう。お米は個人使用の非商業発送なら日本側の輸出数量届出が原則不要でも、輸入できる国とは限りません。お菓子・カップ麺・加工食品も、原材料によって扱いが変わります。

食品以外も含めて禁止品を調べたい場合は海外へ送れないもの一覧、郵便局と宅配便を比べたい場合は海外に荷物を送る方法を参照してください。

確認した公式資料(初回2026年10月19日。米国事前申告条件は2026年10月25日に再確認):日本郵便・お米を海外に送れますか/農林水産省・米麦等を輸出される方へ/日本郵便・国際郵便として送れないもの/ヤマト国際宅急便・送れないもの/日本郵便・米国への食料品発送/米国宛て2026年10月23日続報。