カーテンをメルカリなどで発送するときは、フックを安全に処理し、ヒダに沿って畳み、完全に乾いた状態で防水して包むのが基本です。シワを減らしたいからといって強く圧縮すると、厚手のカーテンや形態安定加工のヒダ、レースの風合いを傷めることがあります。
この記事では、元の包装がないカーテンも発送できるよう、丈の長いカーテンの畳み方、2枚セットの管理、レース・遮光生地の注意点、梱包後の厚さに応じた配送方法まで具体的に解説します。
カーテンを梱包する前の確認ポイント
最初に、何枚送るかだけでなく、丈・幅・素材・フックの種類・裏面加工を確認しましょう。メルカリ出品時の写真や商品説明にも、カーテンの実寸、枚数、フック・タッセルの有無、汚れやほつれを記録しておくと、到着後の行き違いを防ぎやすくなります。
| 確認するもの | 発送前のポイント |
|---|---|
| 枚数と組み合わせ | 1枚販売か2枚セットか。左右・部屋別を混同しない |
| サイズ | 丈・幅を測り、両開きなら各1枚の寸法も記録 |
| フック | 外せる樹脂・金属フックか、縫い込み式か |
| 生地 | ドレープ、レース、遮光裏地、形態安定加工の有無 |
| 状態 | シミ、カビ、におい、裏面のはがれ、ほつれ |
| 付属品 | タッセル、予備フック、共布などの有無 |
汚れがある場合、洗濯できるかどうかは縫い付けられた洗濯表示で判断します。洗濯不可の生地、経年劣化した遮光裏地、傷みやすいレースなどを、発送直前に自己判断で丸洗いしないでください。水洗いした場合は十分に乾いてから包みます。
ヒダを崩さないカーテンの畳み方
ヒダ山のあるカーテンは、幅方向へ適当に丸めるより、ヒダの山と谷に沿って蛇腹状に重ねる「屏風たたみ」が基本です。サンゲツやアスワンなどのメーカーも、洗濯・保管に際してヒダを整えた屏風たたみを紹介しています。ここではその考え方を短時間の発送梱包へ応用します。
丈が長いカーテンを畳む4工程
- 広く清潔な場所で広げる。床に清潔なシートを敷き、上のフック帯と下の裾が絡まないよう伸ばす。フックは先に取り外すか、外せない場合は先端を保護する。
- ヒダを山・谷の順に重ねる。上部のプリーツを手掛かりに、幅方向を蛇腹に畳み、裾まで同じ折り目の流れになるよう軽く整える。
- 縦長になった帯を緩やかに折る。発送袋・箱の幅に合わせて、丈方向を2〜3つに大きく折る。きつい折り目を付けず、厚い箇所を手で押し潰さない。
- 折り目の角をならして袋へ入れる。なるべく畳み直し回数を減らし、余裕のある袋に入れる。厚手の場合は大きな箱へ切り替える。
ヒダのないフラットカーテンは、無理に屏風状の山を作る必要はありません。生地を平らに整え、大きく折って収めます。形態安定加工やウェーブ加工があるものは、元の波形を保つように畳んでください。

メルカリで発送するカーテンの梱包6手順
必要な資材は、十分な大きさの透明ポリ袋やOPP袋、フック用の小袋、厚紙または薄い保護シート、配送用の丈夫な袋かダンボール、封かんテープです。布そのものは割れ物ではないため、プチプチを大量に巻くより水濡れ・引っ掛かり・外装の破れを防ぐ方が重要です。
- フック・タッセルを確認する。外せるフックは折れないように取り外し、数を確認。外れない縫い込み式は無理に引かず、先端を保護する。タッセルも別にまとめる。
- カーテンを清掃・乾燥させる。ホコリやごみを取り、汚れ・裏地のはがれがないか確認。洗える生地を洗った場合は完全に乾燥する。
- ヒダに沿って丁寧に畳む。ドレープは屏風たたみ、ヒダのないものは平たたみ。レースは引っ掛からないようゆっくり扱う。
- 乾いた布を防水袋に入れる。押し込まないサイズの袋を選び、外側の水濡れを防ぐ。しわを増やすほど空気を抜いて圧縮しない。
- フックと付属品を別袋に収める。フックの尖りが布に当たらないよう小袋を必要に応じて厚紙などで覆い、できれば同じ外箱の別区画に固定する。2枚組の対応もラベルで識別する。
- 発送用外装に収めて封かんする。外袋なら破れにくいものを、厚手の複数枚なら丈夫な箱を選ぶ。中身の角が突き出ないよう軽く形を整え、閉じた後のサイズ・重量を測る。
フックをまとめた小袋は、カーテンの折り目の中心に埋め込まないこと。輸送中の圧力で突起が生地を押し、生地の引きつれにつながることがあります。
フック・レース・遮光生地の扱い方
外せるフックと縫い込み式を分ける
一般的な後付けフックは、上部のテープに差し込まれているため取り外せることが多い一方、サンゲツの一部SG仕様のようにフック本体が縫い込まれていて外せない製品もあります。外れないフックを引っ張って生地を破かないことが最優先です。
取り外せる場合は本数を数えて小袋へ。縫い込み式は取扱説明書を確認し、取り外せる頭部分だけ外すなど指定があれば従います。残る突起は柔らかい布や厚紙の保護カバーで包み、フックがレース面へ刺さらない配置にします。カバーを固定するテープは生地に直接貼らないでください。
レースは引っ掛かりと強い折り目に注意
レースは細い糸や編み目、刺しゅう部分にフックが引っ掛かることがあります。金具・面ファスナー・粘着テープの露出面と直接触れさせず、レースだけを別の袋に包みましょう。裾の重りや装飾があるものは、折り目に硬い部品を挟み込まないようにします。ミラーレースなどは折りジワが残る場合もあるため、短時間の発送でも無理に押し潰さない方が安心です。
遮光裏地や形態安定加工は圧迫を避ける
遮光カーテンには織りで遮光するものも、裏面にコーティングを設けたものもあります。ひび割れ・べたつき・剥がれがある場合は、発送前に状態を確認して出品内容へ記載し、裏面どうしを強く圧着するような詰め方を避けましょう。形態安定加工のあるものは、メーカーがつけたヒダを無理に逆折りしないようにします。

カーテンは圧縮袋で発送してもよい?
基本的には圧縮しない梱包をおすすめします。アスワン、川島織物セルコン、サンゲツ系の取扱案内では、長期保管で圧縮袋を使わず、シワを避けるよう案内しています。これは主に保管時の注意であり、短時間の輸送で全製品に必ず損傷が起きると断定するものではありません。しかし生地の材質や加工、到着までの日数はさまざまなので、発送時も強い圧縮を避けるのが無難です。
送料が気になる場合は、まずヒダの向きと畳み方を見直し、空間を無駄にしない程度に整えます。それでも厚さが規格に収まらないときは、箱を大きくするか宅配便へ変更しましょう。無理に空気を抜いて折り目を押し付ける方法は、折りジワが取れにくくなったり、コーティング面を傷めたりする可能性があります。
カーテンの送料と発送方法の選び方
配送方法は、梱包を済ませてから厚さ・縦横・重量を測り、取引で使用できるサービスを選びます。梱包前の布の重さだけでは、薄型配送へ収まるか判断できません。レース1枚でもヒダやフック用の保護材で厚くなることがあります。
| 梱包後の状態 | 発送方法の候補と条件 |
|---|---|
| 薄手レース1枚・薄い梱包 | ネコポス:長辺34cm以内、3辺計60cm以内、厚さ3cm以内、1kg以内。個人は対応するフリマ取引などで利用 |
| 同じく小さく薄い梱包 | ゆうパケット:長辺34cm以内、3辺計60cm以内、厚さ3cm以内、1kg以内 |
| 薄型に収まらず小型箱には収まる | 宅急便コンパクト:専用BOXが必要。箱型は外寸20×25×5cm、実際に無理なくふたを閉められること |
| 厚手・遮光カーテン2枚セット | 宅急便・ゆうパックなど。強く圧縮せず、丈夫な袋または箱を使用 |
| 複数セット・引っ越し | 枚数・重さに応じて箱を分ける。サービスの上限と荷姿を確認 |
ネコポスなどの厚さ3cm制限は、袋の膨らみを含めた荷物の最も厚い部分で判断します。布を無理に押し潰してその場だけ3cmにしても、発送中に膨らむ可能性があります。宅急便コンパクトは指定の専用資材が必要です。送料や取扱条件は改定されるため、発送前に配送会社またはメルカリ公式の最新案内を確認してください。
寸法の測り方は宅配便サイズの測り方、透明袋での水濡れ対策は防水梱包のやり方も参考になります。ダンボールがないときは、紙袋で梱包して送る方法で外装の破れ・水濡れ対策を確認してください。
2枚セットと引っ越しでの管理方法
両開きの2枚組は、左右・サイズ・部屋・フックの組み合わせを分かるようにします。例えば出品時の写真を撮り、2枚の袋の内側に「リビング右」「リビング左」などと書いた紙を同封します。付属品が2組あるときは、どちらのフック・タッセルなのかも記録しましょう。生地へシールを貼らないことがポイントです。
引っ越しでは、到着後すぐ掛けたいカーテンと保管するものを分けると便利です。部屋別に袋を分け、レール用フックを小袋で一緒に管理します。到着後は長く箱に放置せず、できるだけ早く吊るしてヒダを整えます。スミノエの公式FAQも、梱包時の畳みジワが気になる場合は早めに吊って軽く整える方法を案内しています。
まとめ|ヒダを守り圧縮せず発送する
カーテンの梱包では、フックを別管理し、ヒダに沿って大きく畳み、乾いた状態で防水し、強く圧縮しないことが基本です。レースの引っ掛かりや遮光裏地の傷み、2枚組の取り違えにも注意して、完成した荷姿から無理のない配送方法を選びましょう。
参考にしたメーカー・配送会社の公式情報
- サンゲツ:カーテンのお手入れと屏風たたみ
- サンゲツ:アジャスターフックの外し方・縫い込み式の例外
- アスワン:屏風たたみ・圧縮袋を使わない保管
- 川島織物セルコン:取り外したカーテンの保管
- スミノエ:開梱後のたたみジワへの対応
- メルカリ公式:カーテンの梱包・出品のポイント
- ヤマト運輸:ネコポスのサイズと利用条件
- 日本郵便:ゆうパケットの規格
- ヤマト運輸:宅急便コンパクトの規格
調査日:2026年10月24日。洗濯・保管に関するメーカー公式の取扱情報を発送時の梱包に応用した箇所があります。生地の種類・形態加工・フック仕様は商品ごとに異なるため、製品の取扱表示を優先してください。配送条件・料金は発送時点の公式情報を確認してください。


