宅配便の「60サイズ」「80サイズ」「100サイズ」は、基本的に梱包したあとの荷物の縦・横・高さを測り、3辺を合計して判断します。
ただし、配送会社によっては重さもサイズ判定に関係します。箱だけ測って安心していると、受付時に想定より大きいサイズになることもあります。
この記事では、宅配便サイズの測り方と、ヤマト運輸・ゆうパック・佐川急便の違いをまとめます。
この記事でわかること
- 60・80・100サイズなどの基本的な測り方
- 3辺合計の計算方法
- ヤマト運輸で重さがサイズ判定に影響する仕組み
- ゆうパック・佐川急便との違い
- 変形した荷物や箱が膨らんだ場合の考え方
宅配便サイズは「縦+横+高さ」で測る
一般的な宅配便では、荷物の縦・横・高さの3辺を足した長さを基準にサイズを決めます。

たとえば、梱包後の荷物が次の大きさだったとします。
- 縦:35cm
- 横:25cm
- 高さ:18cm
この場合は、35+25+18=78cm。3辺合計が80cm以内なので、大きさだけで見れば80サイズです。
同じように、40cm+30cm+25cm=95cmなら、
100サイズに入ります。
荷物は「梱包後」の外側を測る
サイズを測るタイミングは、商品を箱へ入れる前ではなく、緩衝材を入れて封かんしたあとの完成状態です。
商品そのものが小さくても、プチプチを厚く巻いたり、隙間を取った大きなダンボールを使ったりすると、発送サイズは大きくなります。
梱包そのものの基本は「梱包の基本|水濡れ・破損・飛び出しを防ぐ方法」も参考にしてください。
60・80・100サイズはどこで区切る?
| サイズ | 3辺合計の目安 | 例 |
|---|---|---|
| 60サイズ | 60cm以内 | 25+20+15=60cm |
| 80サイズ | 80cm以内 | 35+25+18=78cm |
| 100サイズ | 100cm以内 | 40+30+25=95cm |
| 120サイズ | 120cm以内 | 50+40+30=120cm |
| 140サイズ | 140cm以内 | 60+45+35=140cm |
| 160サイズ | 160cm以内 | 70+50+40=160cm |
ここで注意したいのは、80cmを1cmでも超えれば、次のサイズ区分になるということです。
79cmなら80サイズですが、81cmなら100サイズとして考えます。
ヤマト運輸は「大きさ」と「重さ」の大きい方で決まる
ヤマト運輸の宅急便では、縦・横・高さの3辺合計だけでなく、実重量も比較して、大きい方のサイズが適用されます。
| サイズ | 3辺合計 | 重量 |
|---|---|---|
| 60 | 60cm以内 | 2kg以内 |
| 80 | 80cm以内 | 5kg以内 |
| 100 | 100cm以内 | 10kg以内 |
| 120 | 120cm以内 | 15kg以内 |
| 140 | 140cm以内 | 20kg以内 |
| 160 | 160cm以内 | 25kg以内 |
| 180 | 180cm以内 | 30kg以内 |
| 200 | 200cm以内 | 30kg以内 |
たとえば3辺合計が78cmなら大きさは80サイズですが、重さが8kgある場合、ヤマト運輸では100サイズが適用されます。
ヤマト運輸の宅急便は、通常の上限が3辺合計200cm以内・30kg以内です。
また、1辺の長さにも条件があります。大きな荷物を発送する場合は、事前に公式条件を確認してください。
ゆうパックは3辺合計でサイズを決める
日本郵便のゆうパックも、タテ・ヨコ・高さの3辺合計で60・80・100・120・140・160・170サイズに分かれます。
通常のゆうパックは、3辺合計170cm以下・重さ25kg以下が対象です。25kgを超え30kg以下の場合は「重量ゆうパック」という別の取扱いがあります。
| サイズ | 3辺合計 |
|---|---|
| 60 | 60cm以下 |
| 80 | 80cm以下 |
| 100 | 100cm以下 |
| 120 | 120cm以下 |
| 140 | 140cm以下 |
| 160 | 160cm以下 |
| 170 | 170cm以下 |
ヤマト運輸のように「5kgを超えたら80サイズから100サイズへ」という同じ判定方法ではありません。ゆうパックでは、通常は3辺合計によるサイズ区分と、25kgまでという重量上限を分けて確認します。
佐川急便も3辺合計と重量を確認する
佐川急便の飛脚宅配便は、3辺合計160cm以内・重量30kg以内が対象です。公式の料金表では、60・80・100・140・160サイズにそれぞれ重量区分が設定されています。
| サイズ | 3辺合計 | 重量 |
|---|---|---|
| 60 | 60cm以内 | 2kg以内 |
| 80 | 80cm以内 | 5kg以内 |
| 100 | 100cm以内 | 10kg以内 |
| 140 | 140cm以内 | 20kg以内 |
| 160 | 160cm以内 | 30kg以内 |
飛脚宅配便を超える大きさでは、3辺合計260cm以内・50kgまでの「飛脚ラージサイズ宅配便」が用意されています。大きい荷物は、通常の宅配便とは別のサービス条件になる点に注意します。
配送会社ごとの違いを簡単に比較
| 配送会社・サービス | 主なサイズ判定 | 通常サービスの上限 |
|---|---|---|
| ヤマト運輸 宅急便 | 3辺合計と実重量を比較 | 200cm以内・30kg以内 |
| 日本郵便 ゆうパック | 3辺合計でサイズ区分。通常は25kgまで | 170cm以内・25kg以内 |
| 佐川急便 飛脚宅配便 | 3辺合計と各サイズの重量条件を確認 | 160cm以内・30kg以内 |
同じダンボールでも、配送会社によってサイズ区分や上限が同じとは限りません。発送方法を決めてから、使う配送会社の条件を確認するのが確実です。
丸い荷物・変形した荷物はどう測る?
四角いダンボール以外でも、基本は荷物の外側で最も長い部分を基準に測ります。
日本郵便では、球形や変形したゆうパックについて、長さ・幅・厚さそれぞれの最も長い部分を測り、その3辺を合計すると案内しています。球形の場合は直径×3です。

ポスター筒、タイヤ、不定形の荷物などは、四角い箱と同じ感覚で測れない場合があります。
受付方法も配送会社によって異なるため、特殊な形の荷物は発送前に公式条件を確認してください。
タイヤはホイールの有無で保護する場所や荷姿が変わるため、発送前に専用の梱包手順も確認しておくと安心です。
サイズを小さくしたいときに削ってはいけないもの
送料を抑えるために梱包サイズを小さくしたくなることがあります。
ただし、緩衝材や必要な隙間まで削って破損リスクを上げるのは本末転倒です。
- 壊れ物を守るための緩衝材
- 水濡れ防止の袋
- 箱の中で商品が動かないための固定材
- 角や突起を守るための保護材
まず商品を安全に梱包し、その完成状態を測って発送サイズを判断します。
サイズを下げたい場合は、保護材を減らすより、商品に対して大きすぎる箱を使っていないかを見直す方が安全です。
宅配便サイズを測るときのNG例
- 商品だけを測り、梱包後の箱を測らない
- 縦と横だけ測って高さを足し忘れる
- 箱のふたが膨らんでいるのに、元の箱寸法だけで計算する
- ヤマト運輸で重量条件を確認しない
- 80cmぎりぎりなど、境界サイズを目測だけで判断する
- 配送会社が違うのに、他社のサイズ上限をそのまま当てはめる
- 送料を下げるために必要な緩衝材まで減らす
発送前チェックリスト
宅配便サイズの測り方でよくある質問
80サイズは80cmちょうどでも大丈夫ですか?
3辺合計が「80cm以内」という条件であれば、80cmちょうどは80サイズの範囲です。
ただし自宅での測定には誤差が出ることがあるため、ぎりぎりの場合は受付時に再計測される可能性も考えておきます。
ダンボールに「80サイズ」と書いてあれば測らなくていいですか?
発送前に実際の外寸を測る方が確実です。
箱のふたが浮いたり、内容物によって側面が膨らんだりすると、元の箱寸法と発送時の外寸が変わることがあります。
重さが重いとサイズは変わりますか?
配送会社によって異なります。
ヤマト運輸では3辺合計と実重量を比較し、大きい方のサイズが適用されます。ゆうパックでは通常、3辺合計でサイズを区分し、重量は25kgまでという上限を別に確認します。
料金までこの記事だけで判断できますか?
送料は発送元・届け先、配送会社、持込割引、会員割引、各種サービスなどによって変わります。この記事ではサイズの測り方と判定を中心にしています。
実際の料金は、発送時点の各配送会社公式料金表で確認してください。
まとめ
宅配便サイズを測る基本は、梱包後の荷物の縦・横・高さを測り、3辺を合計することです。
ただし、サイズ判定は配送会社によって少し異なります。特にヤマト運輸では実重量もサイズへ影響するため、寸法と重さを両方確認します。
商品を安全に梱包したあとで外寸と重量を測り、利用する配送会社の公式条件と照らし合わせて発送しましょう。
参考:ヤマト運輸「宅急便のサイズの測り方・決め方」、日本郵便「ゆうパック」、日本郵便「球形や変形したゆうパックのサイズ」、佐川急便「飛脚宅配便」(2026年9月18日確認)



