ダンボールを2つつなげる方法|大きい荷物を安全に梱包する手順

段ボールをつなげる方法 梱包の基本

梱包したい物が手持ちのダンボールに入らないとき、同じくらいの大きさの箱を2つつなげて、1つの大きな箱として使う方法があります。

ただし、単に箱同士をテープで貼り合わせるだけでは、つなぎ目が弱くなったり、持ち上げたときに分離したりすることがあります。

この記事では、2つのダンボールを安全につなげる基本手順と、使ってよい場面・避けた方がよい場面を解説します。

この記事でわかること

  • ダンボールを2つつなげる基本手順
  • 高さを延長するときの重ね方
  • つなぎ目を弱くしないテープの貼り方
  • 継ぎ足し梱包が向く荷物・向かない荷物
  • 発送前に確認したいサイズ・重量

ダンボールは2つつなげて使える

大きい荷物や背の高い荷物を梱包したいのに、ちょうどよい箱がない場合は、2つのダンボールを組み合わせて高さを延長できます。

ダンボールワンでは、1箱目を通常どおり組み立て、2箱目は底を閉じずに上からかぶせ、フラップを交互に重ねてテープで固定する方法を紹介しています。

大型の絵画・自転車・テレビ用箱でも、2枚のダンボールを組み合わせる構造の商品があります。

「2箱を横に並べて、外側だけテープで貼る」のは避けましょう。つなぎ目へ荷重が集中しやすく、持ち上げたときに分離する可能性があります。箱同士を重ねて、フラップや箱の面が重なる部分を作って固定するのが基本です。

ダンボールを2つつなげる基本手順

段ボールをつなげる基本手順

1.できるだけ同じ底面サイズの箱を2つ用意する

長さ・幅が近い箱同士を使います。底面サイズが大きく違うと、重なる面積が少なくなり、つなぎ目が安定しません。

箱自体が湿っている、折れ目が潰れている、破れているなど、強度が落ちているダンボールは避けます。箱の選び方は「ダンボールの選び方」も参考にしてください。

2.下側になる1箱目を通常どおり組み立てる

1箱目は底面を閉じ、梱包用テープでしっかり固定します。重量がある荷物では、底抜けを防ぐため十字貼りやH貼りなどを使います。

テープの貼り方は「ダンボールのテープの貼り方」で詳しく解説しています。ヤマト運輸も、ダンボールの底抜け防止として十字貼りやH貼りを案内しています。

3.上側の2箱目は底を閉じずに広げておく

2箱目は通常の箱として完成させず、底面側のフラップを開いた状態にします。これを1箱目へ上からかぶせて、高さを延長します。

4.2箱目を上からかぶせる

1箱目の上部へ2箱目を差し込みます。ダンボールワンでは、フラップが交互に重なるように組み合わせる方法を紹介しています。

箱同士が数cmだけ触れている状態ではなく、できるだけしっかり重なる位置まで差し込みます。

5.つなぎ目の周囲をテープで固定する

重なった部分の外周を梱包用テープで固定します。大型ダンボールを2枚組み合わせる製品では、つなぎ目に布テープやクロステープなど強度のあるテープが適するとダンボールワンは案内しています。

一周だけ細いテープを巻くより、つなぎ目をまたぐ縦方向の補強も加え、箱を持ち上げたときに上下がずれない状態にします。

2つのダンボールをつなぐ場合は、重ね貼りできて保持力のある布粘着テープが使いやすいです。箱の継ぎ目や補強部分をしっかり固定したいときに向いています。

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6.荷物を入れ、箱内で動かないよう固定する

箱を大きくした分、内部に余分な空間ができやすくなります。荷物が箱の中で動く場合は、紙やエアー緩衝材などで底・側面・上部の隙間を埋めます。

ヤマト運輸も、ダンボール内に隙間があると輸送中に荷物同士がぶつかる可能性があるため、新聞紙やエアキャップなどで中身が動かないようにするよう案内しています。

つなぎ目を強くする3つのポイント

段ボールのつなぎ目を強くする方法

重なり部分をできるだけ広く取る

箱同士が浅く重なっているだけでは、つなぎ目へ力が集中します。できるだけ深くかぶせて、面同士で支える状態にします。

つなぎ目だけに荷重をかけない

重量物を入れる場合は、箱の底面と側面で荷物を支えることが重要です。
つなぎ目の位置に重い部品や角が直接当たり続ける配置は避けます。

箱の周囲だけでなく縦方向にもテープを入れる

つなぎ目を一周巻くだけでは、持ち上げたときに上下方向へずれることがあります。必要に応じて箱の上下をまたぐようにテープを貼り、分離しにくくします。

継ぎ足しダンボールが向いている荷物

荷物 向き・不向き 理由
軽くて背の高い物 向いている 高さ不足を補いやすく、つなぎ目への荷重が小さい
ぬいぐるみ・衣類など 向いている 軽く、箱を押し広げる力が比較的小さい
長物・大型の軽量品 条件付き 十分な重なりと補強が必要
本・金属部品など重量物 不向き 箱・つなぎ目・底面へ大きな負荷がかかる
精密機器・割れ物 条件付き 箱の剛性と内部固定が不足すると破損しやすい

ヤマト運輸は、重い荷物について、ダンボールが壊れる可能性があるため無理に大きな箱へまとめず、小さい箱へ小分けにすることを案内しています。

重量物は「つなげる」より大きな専用箱を優先する

大型家電、重量のある本、大量の部品などでは、継ぎ足した箱よりも、最初から必要なサイズ・強度で作られた大型ダンボールの方が安全です。

ダンボールワンでも、160〜200サイズ以上の大型箱や、5mm・8mm厚、強化芯などを使用した丈夫なダンボールが用意されています。

大きくて重い荷物では、箱をつなぐ前に専用品が使えないか確認する価値があります。

大きすぎる荷物は巻きダンボールも選択肢

家具など、箱型にしにくい大きな荷物では、2つの箱を無理につなぐより、プチプチで全体を保護してから巻きダンボールで覆う方法もあります。

ダンボールワンも大型商品の梱包方法として、プチプチと巻きダンボールを組み合わせる方法を紹介しています。

ただし、配送会社によって荷姿の条件が異なるため、箱以外の梱包を使う場合は発送前に確認してください。

つないだ後のサイズを必ず測る

箱を2つつなげると、梱包後の3辺合計が想定以上に大きくなることがあります。完成後に縦・横・高さの外寸と重量を測り、利用する配送サービスの上限内か確認します。

配送サービス 主なサイズ・重量上限
ヤマト運輸 宅急便 3辺合計200cm以内・30kg以内。1辺170cm以内
日本郵便 ゆうパック 3辺合計170cm以下・25kgまで
佐川急便 飛脚ラージサイズ宅配便 3辺合計260cm以内・50kgまで

ヤマト運輸では、複数の荷物を1つにまとめた場合でも、宅急便のサイズ以内で、ダンボールなどによる輸送に適した梱包であれば1個口として発送できると案内しています。ただし、梱包状態によっては再梱包を求められる場合があります。

日本郵便のゆうパックは3辺合計170cm以下・25kgまで、佐川急便は通常の飛脚宅配便を超える荷物について飛脚ラージサイズ宅配便で3辺合計260cm以内・50kgまでを扱っています。

測り方は「宅配便サイズの測り方」も参考にしてください。

ダンボールをつなげるときのNG例

  • 2つの箱を横に置き、継ぎ目へテープを貼っただけにする
  • 箱同士の重なりがほとんどない状態で固定する
  • 弱った中古ダンボールを使う
  • 細いセロハンテープだけでつなぐ
  • 重量物を入れて、つなぎ目へ荷重を集中させる
  • 箱の中に大きな隙間を残す
  • 完成後の3辺サイズ・重量を測らず発送する
  • 配送サービスの上限を超えているのに、そのまま持ち込む

発送前チェックリスト

  • 2つの箱の底面サイズは近いか
  • ダンボール自体に破れ・湿気・大きな折れがないか
  • 箱同士を十分に重ねているか
  • つなぎ目を強度のある梱包用テープで固定したか
  • 底面を十分に補強したか
  • 荷物が箱の中で大きく動かないか
  • つなぎ目へ重量が集中していないか
  • 梱包後の3辺合計・重量を測ったか
  • 利用する配送サービスの上限内か

よくある質問

違うサイズのダンボールでもつなげられますか?

重なる部分を十分に取れるサイズ差なら可能な場合もありますが、底面サイズが大きく違うほど安定しにくくなります。
基本は同じ、または近い底面サイズの箱を使う方が作業しやすいです。

箱を3つ以上つなげてもいいですか?

つなぎ目が増えるほど剛性が下がりやすくなります。大きさが必要なら、3箱以上を無理につなぐより、大型・長尺ダンボールや巻きダンボール、配送会社の大型荷物サービスを検討した方が安全です。

どんなテープを使えばいいですか?

大型箱のつなぎ目には、布テープやクロステープなど強度のある梱包用テープが向いています。

クラフトテープなどを使う場合も、重なった面がずれないよう十分な幅と貼り方を確保してください。

つなげたダンボールでも宅配便で送れますか?

箱をつないでいること自体だけで不可になるとは限りません。ヤマト運輸は、まとめた荷物が規定サイズ以内で、輸送に適した梱包であれば1個として発送できるとしています。

ただし、荷姿・強度によっては再梱包を求められることがあるため、不安な場合は持ち込み前に配送会社へ確認してください。

まとめ

ダンボールを2つつなげるときは、下の箱を組み立てる → 上の箱は底を開けたままかぶせる → フラップ・箱面を十分に重ねる → つなぎ目を強いテープで固定する → 箱内を固定するのが基本です。

軽くて大きい荷物には便利な方法ですが、重量物や壊れ物では、つなぎ目が弱点になります。無理につなげず、必要に応じて大型・強化ダンボールへ切り替えてください。

最後に梱包後のサイズ・重量を測り、利用する配送サービスの条件内か確認してから発送しましょう。

参考:ダンボールワン「大きいサイズのダンボール特集!箱を2個つなげる方法も紹介!」、ヤマト運輸「荷物の梱包方法の基本」、ヤマト運輸「複数の荷物を1つとして送れますか?」、日本郵便「ゆうパック」、佐川急便「飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便」(2026年9月19日確認)