宅配便の送り状には「品名」欄があります。
ここへ「雑貨」「日用品」「部品」だけを書くのは避け、配送会社が中身を判断できる具体的な品名を書くのが基本です。
品名が曖昧だと、内容物を確認できず配送できなかったり、航空輸送の可否を判断できず配達が遅れたりする場合があります。この記事では、国内発送を中心に、送り状の品名欄の書き方を具体例付きで解説します。
この記事でわかること
- 送り状の品名を具体的に書く理由
- 「雑貨」「衣類」「部品」の書き換え例
- 精密機器・電池入り製品を書くときの注意点
- ワレモノ・天地無用など取扱注意の伝え方
- 日本郵便で内容品を書くときのポイント
品名は「中身が分かる具体的な名前」で書く
ヤマト運輸は、具体的な製品名・商品名がない場合、内容物の特定ができず、配送できなかったり遅延したりする場合があると案内しています。
| 曖昧な書き方 | 具体的な書き方の例 |
|---|---|
| 雑貨 | キーホルダー、ガラス食器、ぬいぐるみ |
| 衣類 | Tシャツ、ズボン、コート |
| 部品 | スプリング、ブレーキペダル |
| 精密機器 | デジタルカメラ、DVDレコーダー |
| 日用品 | 中性洗剤 |
| 型番だけ | 製品名・商品名を書く |
ヤマト運輸のFAQでも、「雑貨」「部品」「日用品」などの総称ではなく、キーホルダー・漫画本・コート・デジタルカメラなど、内容物が分かる具体名を記載するよう案内しています。
「雑貨」だけでは足りない理由
配送会社は、中身が通常の荷物として扱えるか、航空輸送できるか、危険物や取扱制限のあるものが含まれていないかを確認する必要があります。
そのため、「雑貨」「生活用品」といった広すぎる表現では中身を判断できません。日本郵便も、ゆうパックやレターパック等の品名欄には、内容品が確認できるよう具体的な品名を記載するよう案内しています。
送り状の品名の書き方例

| 送るもの | 品名欄の例 |
|---|---|
| 本 | 漫画本、書籍 |
| 服 | Tシャツ、コート、ズボン |
| 靴 | スニーカー、革靴 |
| アクリルスタンド | アクリルスタンド |
| フィギュア | フィギュア |
| カメラ | デジタルカメラ(バッテリーあり/なし) |
| パソコン | ノートパソコン、デスクトップPC |
| モニター | 液晶モニター |
| 化粧品 | 化粧水、アイシャドーなど実際の内容品 |
リチウム電池入り製品は「電池あり・なし」まで書くと判断しやすい
スマートフォン、ノートパソコン、カメラなど、リチウム電池を含む可能性のある製品は、航空輸送の条件が関係します。
ヤマト運輸は、精密機器の品名例として「デジタルカメラ(バッテリーあり・なし)」を挙げています。
日本郵便も、リチウム電池等を含む荷物では条件によって航空輸送が制限され、条件を満たしているか不明な場合は配達が遅れることがあると案内しています。
電池を取り外した製品など、配送会社が追記を求める場合は、その案内に従って品名欄へ記載します。
液体・スプレー・アルコール類は成分や状態の確認が必要
化粧品、洗剤、スプレー、アルコール類などは、品名を具体的に書くだけでなく、内容によって航空危険物や取扱制限に該当する可能性があります。
日本郵便の航空危険物等品名検索では、品物によって「スプレー式ではない」「アルコール濃度○%」など、追加情報の記載を求める例があります。
曖昧に自己判断せず、送る製品名・成分に応じて配送会社の検索・FAQを確認してください。
ワレモノ・天地無用・下積厳禁は品名とは別に伝える
ヤマト運輸では、ワレモノ・なまものは送り状の該当欄を利用し、精密機器、天地無用、下積厳禁など特に取扱注意が必要な場合はドライバーへ伝えるか、品名欄へ記載する方法を案内しています。
ただし、「ワレモノ」とだけ書いて具体的な品名を書かないのではなく、「ガラス食器」「液晶モニター」など中身が分かる品名を先に書き、必要な取扱注意を追加する考え方が分かりやすいです。
日本郵便でも内容品を具体的に書く
ゆうパックの送り状では、差出人・受取人の情報とともに「内容品」を記載します。日本郵便は、内容品に航空機で輸送できない物が含まれていないか判断できるよう、正確で具体的な品名記載を求めています。
内容品が不明確で航空搭載可能か判断できない場合、陸路へ振り替えられ、配達が遅れることがあります。
複数の物を入れる場合はどう書く?
複数の種類を同梱する場合は、送り状の記入スペースに収まる範囲で、主要な内容品が分かるよう具体的に書きます。
たとえば「衣類・雑貨」ではなく、「Tシャツ・漫画本・キーホルダー」のように中身が分かる表現にします。記入欄に入りきらない場合や、危険物判断が必要な物が複数ある場合は、発送窓口や配送会社へ確認してください。
送り状の品名で避けたいNG例
- 「雑貨」だけを書く
- 「日用品」だけを書く
- 「部品」だけを書く
- 型番・商品コードだけを書く
- 電池入り製品なのに中身が分からない名称だけを書く
- スプレー・アルコール等を含む可能性があるのに確認しない
- 取扱注意表示だけ書き、具体的な内容品を書かない
発送前チェックリスト
荷物のサイズ確認は「宅配便サイズの測り方」も参考にしてください。
まとめ
送り状の品名は、配送会社が中身を判断できる具体的な名前で書くのが基本です。
「雑貨」なら「キーホルダー」、「衣類」なら「Tシャツ」、「精密機器」なら「デジタルカメラ」のように一段具体化します。
電池、液体、スプレー、アルコールなどは航空輸送や取扱条件に関係することがあるため、品名欄の記載だけでなく、配送会社の最新ルールも確認してから発送しましょう。
参考:ヤマト運輸「送り状(伝票)の準備」、ヤマト運輸「送り状(伝票)の品名の書き方」、日本郵便「ゆうパック」、日本郵便「内容品に航空危険物が含まれている場合」(2026年9月19日確認)


