服を発送するときは、割れ物のような大きな衝撃対策よりも、水濡れ・シワ・型崩れ・外装の破れを防ぐことが重要です。
Tシャツのような薄手の服と、セーターやコートのように厚みが出る服では、適した梱包方法も変わります。
この記事では、衣類の種類ごとに、たたみ方から防水、外装の選び方、封かんまで具体的に解説します。
この記事でわかること
- 服の発送に必要な梱包資材
- Tシャツなど薄手衣類の梱包手順
- セーターなど厚手衣類の梱包方法
- コート・アウターを型崩れしにくく包む方法
- 圧縮袋を使うときの注意点
服の梱包でまず防ぎたい3つのこと
- 水濡れ:雨や外装の破れから衣類を守る
- シワ・型崩れ:たたみ方や詰め込み方による強い折れ、つぶれを減らす
- 外装の破れ・開封:配送中に袋や箱が開き、中身が露出するのを防ぐ
ヤマト運輸は、衣類を送る際にビニール袋へ入れて水濡れや型崩れを防ぎ、ダンボール内で動かないよう必要に応じて緩衝材を使う方法を案内しています。
梱包全体の考え方は「梱包の基本|水濡れ・破損・飛び出しを防ぐ方法」も参考にしてください。
服の梱包に必要な資材
| 資材 | 用途 |
|---|---|
| OPP袋・ビニール袋 | 衣類を水濡れから守る |
| 宅配ビニール袋・封筒 | Tシャツなど薄手の衣類の外装に使う |
| 紙袋 | 衣類の外装として使う。内側の防水は別に行う |
| ダンボール | コートや複数枚など、厚み・型崩れが気になる衣類に使う |
| 衣類圧縮袋 | 厚手衣類の厚みを抑えたい場合に使う |
| 梱包用テープ | 外装の開口部を確実に閉じる |
| 薄い緩衝材 | 金具や装飾品、箱内の隙間など必要な部分だけ保護する |
メルカリ公式でも、薄手のトップスにはビニール袋と宅配ビニール袋・封筒、厚手のトップスやコートにはビニール袋または衣類圧縮袋と、宅配袋・紙袋・ダンボールなどを案内しています。
Tシャツなど薄手の服を梱包する手順

Tシャツ、シャツ、薄手のパンツなどは、きれいにたためば比較的薄くまとめられます。
外装を必要以上に大きくせず、まず内側で防水するのがポイントです。
1.汚れや湿気がないか確認する
梱包前に、目立つ汚れ、糸くず、ポケット内の物、湿り気がないか確認します。
洗濯後すぐなど、衣類に湿気が残った状態では袋へ密閉しないようにします。
2.外装に収まる形へきれいにたたむ
袖や裾が飛び出さないようにたたみ、厚みが一部分へ偏らないよう整えます。
無理に小さく折り込みすぎるより、外装に自然に収まる大きさを目安にします。
3.OPP袋やきれいなビニール袋で防水する
たたんだ服を袋に入れ、余分な空気を軽く抜いてから開口部を閉じます。
メルカリ公式でも、薄手のトップスは防水のためOPP袋やきれいなビニール袋へ入れる方法を案内しています。
4.宅配ビニール袋や封筒に入れる
衣類を無理に押し込まず、袋の端や封筒の角へ強く張らないサイズを選びます。
袋に余裕がありすぎる場合は、中で衣類が大きく動かないよう余分な部分を折って整えます。
宅配ビニール袋を外装として使う場合は、そのまま発送できる荷物や破れを防ぐ使い方も確認しておきましょう。
5.開口部をしっかり封かんする
粘着部分を端まで圧着し、必要なら梱包用テープを追加します。
衣類が開口部に挟まったまま閉じないよう確認してください。
セーターなど厚手の服を梱包する手順

セーター、パーカー、スウェットなどは、薄手衣類と同じく防水が基本ですが、厚みが出やすいため外装サイズの選び方が重要になります。
1.形を整えてたたむ
フードや厚い袖が一か所に重ならないよう、厚みがなるべく均等になる形へ整えます。
装飾やファスナーがある場合は、生地へ強く当たり続けない位置にします。
2.ビニール袋へ入れる
衣類全体を袋へ入れて防水します。厚手の服は袋の中に空気を含みやすいので、上から強く押しつぶさず、手でゆっくり空気を抜きながら形を整えます。
3.必要なら衣類圧縮袋を使う
かさばる衣類は、圧縮袋で空気を抜いて厚みを抑える方法もあります。
メルカリ公式でも、セーターやコートなどについて圧縮袋の利用を案内しています。
4.宅配袋・紙袋・ダンボールを選ぶ
圧縮後も柔らかく収まる衣類なら宅配袋や丈夫な紙袋、厚みが大きい・形を崩したくない場合はダンボールを使います。
衣類を無理に押し込まないサイズを選びます。
5.外装を閉じて膨らみを確認する
封かん後、袋や箱の一部だけが強く張っていないか確認します。
開口部へ強い力がかかっている場合は、ひと回り大きい外装へ替えます。
コート・アウターを梱包する手順
コートやジャケットは、厚みだけでなく、襟・肩・ベルト・ボタン・ファスナーなどの形を崩さないことも意識します。
1.ボタンやファスナーを留める
メルカリ公式では、形が崩れないようボタンやジッパーを留める方法を案内しています。
ポケットに物が入っていないかも確認します。
2.ベルトなど外せる付属品は分ける
ベルトなどの付属品は、外せる場合は本体から外し、紛失しないよう小袋などへ入れて衣類と一緒に梱包します。
金具がある場合は、本体の生地へ直接こすれ続けないようにします。
3.自然な折り目でたたむ
襟や肩を強く折り込まず、衣類の形に沿ってたたみます。
長いコートは、外装サイズに合わせて裾側を折り返します。
4.防水してから外装へ入れる
ビニール袋へ入れて開口部を閉じたうえで、宅配袋・紙袋・ダンボールへ入れます。
型崩れをできるだけ抑えたいコートや厚手のアウターでは、押しつぶしにくいダンボールが使いやすい選択肢です。
5.箱を使う場合は中で動かないよう調整する
ヤマト運輸は、衣類をダンボールへ入れたあと軽く揺すり、衣類が動く場合は周囲へ緩衝材を入れて固定する方法を案内しています。
強く詰め込むのではなく、輸送中に大きく移動しない程度に調整します。
薄手・厚手・コートで外装を使い分ける
| 衣類 | 外装の目安 | 梱包のポイント |
|---|---|---|
| Tシャツ・シャツ | 宅配ビニール袋・封筒 | きれいにたたみ、先にビニール袋で防水する |
| パンツ・薄手の服数枚 | 宅配袋・丈夫な封筒 | 厚みを均等にし、外装へ無理に押し込まない |
| セーター・パーカー | 宅配袋・紙袋・ダンボール | 防水し、必要なら圧縮。素材と型崩れには注意する |
| コート・ジャケット | 大きめの袋・ダンボール | ボタンやファスナーを留め、付属品を分けて形を整える |
薄手の衣類は小型配送に収まりやすく、日本郵便も「ゆうパケットポスト」を薄手の衣類に向くサービスとして案内しています。
ただし、利用できるサイズ・重量は配送方法ごとに決まっているため、梱包後の大きさを測ってから発送方法を選びます。
服の梱包で避けたいNG例
- 衣類をそのまま紙袋や封筒へ入れ、防水しない
- 湿った衣類をビニール袋へ密閉する
- 小さすぎる袋へ無理に押し込み、外装が強く張った状態で送る
- コートのベルトや金具を衣類に食い込ませたまま圧縮する
- 型崩れしやすい衣類を必要以上に圧縮する
- 箱の中に大きな隙間を残し、衣類が動く状態で送る
- 開口部を弱い粘着だけに任せ、輸送中に開きやすい状態にする
発送前チェックリスト
梱包後は、発送前に荷物のサイズも確認しましょう。
宅配便のサイズ区分や測り方は、
「宅配便サイズの測り方」で詳しく解説しています。
服の梱包でよくある質問
服はプチプチで包む必要がありますか?
通常の柔らかい衣類では、全面を厚いプチプチで包むより、防水と外装の破れ防止を優先します。
ただし、金属製の装飾や硬い付属品がある場合、周囲の生地や外装を傷つけないよう必要な部分だけ保護する方法があります。
服を圧縮して発送しても大丈夫ですか?
セーターやコートなど、かさばる衣類では圧縮袋を使う方法があります。メルカリ公式も圧縮袋の使用を案内していますが、圧縮して発送する場合は商品説明へ記載するよう案内しています。
素材や装飾によっては強い圧縮で形が崩れることがあるため、衣類に合わせて判断します。
服は紙袋だけで送れますか?
紙袋を外装として使うことはできますが、衣類そのものは先にビニール袋などへ入れて防水しておくのが基本です。
ヤマト運輸は、衣類カバーやたとう紙だけの状態では宅急便で送れないと案内しており、運送に適した外装が必要です。
厚手の服はダンボールの方がいいですか?
必ずダンボールでなければならないわけではありません。宅配袋や紙袋へ無理なく収まり、外装が破れにくい状態なら使えます。
一方、コートなど型崩れを抑えたいもの、複数枚をまとめる場合、外装が大きく膨らむ場合はダンボールの方が形を保ちやすくなります。
まとめ
服の梱包では、きれいにたたむ → ビニール袋で防水する → 衣類の厚みと形に合う外装へ入れる → 開口部を確実に閉じるのが基本です。
Tシャツなど薄手の服は宅配袋や封筒へまとめやすく、セーターやコートは厚みと型崩れを見ながら袋・ダンボール・圧縮袋を使い分けます。
送料だけを優先して小さく押し込まず、衣類の状態を保てる梱包サイズを選びましょう。
参考:メルカリ「Tシャツ・薄手のトップス類」、メルカリ「セーター・厚手のトップス類」、メルカリ「コート・アウター類」、ヤマト運輸「衣類・着物・ドレスの梱包方法」、日本郵便「ゆうパケットポスト」(2026年9月18日確認)



