楽天ラクマで売れた商品を送るとき、「相手に住所や本名を知られずに送りたい」「購入された後から匿名配送にできる?」と迷うことがあります。
ラクマで匿名配送にする基本条件は、取引開始前に配送方法を「かんたんラクマパック(日本郵便)」または「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)」に設定することです。
購入後に「未定」からラクマパックへ変更できるケースでも、匿名配送にはなりません。
- 今の取引が匿名配送になるか判断する
- 出品時の設定と売れた後の発送手順を確認する
- 送料・商品価格・厚さ・重さから配送方法を選ぶ
- 郵便局・コンビニ・郵便ポストなど発送場所を間違えない
- 購入後の変更や住所表示のトラブルを防ぐ
本記事のサービス条件・料金は2026年10月31日に楽天ラクマ公式ガイドで確認。料金や取扱場所は変更されるため、発送前には取引画面と公式案内で再確認してください。
ラクマの匿名配送は「かんたんラクマパック」を取引開始前に設定する
匿名配送とは、出品者と購入者が互いの住所・氏名を相手に知らせずに荷物をやり取りできる配送方法です。
ラクマでは日本郵便・ヤマト運輸の「かんたんラクマパック」が対象で、匿名配送そのものへの追加料金はありません。
ラクマ公式「匿名配送とは」にも条件が示されています。
| 取引の状態 | 匿名配送になる? | 取るべき対応 |
|---|---|---|
| 出品中・購入申請承認前 | 設定すれば対象 | 「送料込み」+「かんたんラクマパック」に変更してから取引開始 |
| ラクマパックを選んで取引開始 | 対象 | 対応するラクマパックで発送する |
| 「未定」+送料込みで取引開始 | 後から変更しても非匿名 | ラクマパックへの変更は可能だが、相手の住所が表示される |
| ほかの配送方法で取引開始 | 非匿名 | ラクマパックへの変更は原則不可。発送前に購入者と相談 |
購入申請のある出品では、承認前に商品ページの「編集」から変更できます。購入希望者に匿名配送を求められた場合も、取引が始まる前に設定を終えるのが安全です。
なお、ラクマパックを使えるのは「送料込み(出品者が負担)」の商品です。着払い設定のまま匿名配送にはできません。

ラクマの匿名配送の設定方法【出品者向け】
- 出品画面を開く。
商品の写真・説明・価格などを入力します。 - 「配送料の負担」で「送料込み(出品者が負担)」を選ぶ。
ラクマパックは着払いに対応していません。 - 「配送方法」で「かんたんラクマパック(日本郵便)」か「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)」を選ぶ。
通常の「ゆうパック」「ゆうパケット」「ヤマト宅急便」とは別の選択肢です。 - 出品を確定する前に、配送方法をもう一度見る。
予定している商品サイズや販売価格で使える方法かも確認します。 - 購入・支払い完了後、取引画面で具体的なサービスと発送場所を選ぶ。
QRコードまたはバーコードの案内に従って発送します。
出品時に選ぶ「日本郵便/ヤマト運輸」と、売れた後に決める「ゆうパケットポスト/ゆうパック/ネコポス/宅急便」などは、設定する段階が異なります。
詳しい画面操作はラクマ公式(日本郵便)、同(ヤマト運輸)で確認できます。
匿名配送の送料とサイズ比較|安さより先に商品価格・厚さを確認
かんたんラクマパックの送料は全国一律(税込)で、原則として取引終了時に売上金から差し引かれます。
専用封筒・箱・シールなどが必要な方法では、資材代が別途かかります。送料が安くても、商品の販売価格が利用条件を満たさない方法は選べません。
| 方法 | 送料 | 主なサイズ・重さ | 商品価格の下限 |
|---|---|---|---|
| 日本郵便:ゆうパケットポストmini | 150円+専用封筒代 | 専用封筒内寸21.1×16.8cm、ポストに入る厚さ、2kg以内 | 300円 |
| 日本郵便:ゆうパケットポスト | 175円+シール・箱等の資材代 | シール利用時は3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、ポストに入る厚さ、2kg以内 | 300円 |
| 日本郵便:ゆうパケット | 200円 | 3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、厚さ3cm以内、1kg以内 | 300円 |
| ヤマト:ネコポス | 200円 | 3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、厚さ3cm以内、1kg以内。最小寸法にも制約あり | 300円 |
| 日本郵便:ゆうパケットプラス | 380円+専用箱代 | 専用箱24×17×7cm、2kg以内 | 410円 |
| ヤマト:宅急便コンパクト | 430円+専用BOX70円 | 専用BOXまたは薄型専用BOX | 470円 |
| ヤマト:宅急便 | 60サイズ650円〜200サイズ3,350円 | サイズ別に2〜30kgまでの上限あり | 750円 |
| 日本郵便:ゆうパック | 60サイズ700円〜170サイズ1,500円 | 170サイズ以内、25kg以内 | 750円 |
料金・下限はラクマ公式:日本郵便の料金表およびラクマ公式:ヤマト運輸の料金表(2026年10月31日確認)。サイズ表は概要です。ネコポスの最小寸法や宅急便の1辺制限など詳細条件も確認してください。
ポスト投函で送りたいならmini・ゆうパケットポスト
カード・薄い小物など、専用封筒に無理なく収まるならゆうパケットポストminiが候補です。文庫本や薄手衣類などは発送用シールを利用するゆうパケットポストも選べます。
どちらもポストへ入ることが必要で、「厚さ3cm以内」と一律に決めつけるのではなく投函口の大きさを確認します。mini・ゆうパケットポストはラクマのアプリ版で選ぶ方法です。
QRコードの読み取りや投函の流れは「ゆうパケットポストの送り方」も参考になります。ただし、ラクマで使う際は必ずラクマの取引画面から二次元コードを発行してください。他アプリ用の発送手順・料金をそのまま流用しないようにします。
厚みがある小物はゆうパケットプラスか宅急便コンパクト
厚さ3cmに無理に押し込むより、専用箱で保護しながら送れる方法を選びます。
ゆうパケットプラスは厚さ7cmまでの専用箱、宅急便コンパクトは通常BOXなら厚さ5cmまで。箱代を含めると実質負担が変わるため、価格・重量・発送場所を確認してください。
箱物・大型荷物は宅急便かゆうパック
商品を保護してから、梱包後の縦・横・高さと総重量を測ります。同じ60サイズでも配送会社によって料金が異なります。宅急便の180・200サイズはコンビニやPUDOから発送できずヤマト営業所へ持ち込む必要があります。サイズの計算方法は「宅配便サイズの測り方」を確認してください。
費用例:専用封筒20円のゆうパケットポストminiで送るなら、送料150円+封筒20円=170円。ゆうパケットプラスは送料380円に別途専用箱代がかかります。さらに販売手数料が差し引かれるため、販売価格が利用可能下限を満たしていても利益が残るとは限りません。
売れた後の発送方法|梱包から発送通知まで6手順
- 支払い完了と取引状態を確認。「商品の発送」と表示されてから進めます。設定がラクマパックになっているか再確認します。
- 商品を防水・保護して外装に入れる。本・衣類は袋で水濡れ対策、壊れ物は破損防止を優先。箱や封筒を閉じた後に厚み・重量を測ります。外装を選ぶときは「発送用封筒の選び方」も参考になります。
- 取引画面で実際の配送方法と発送場所を選ぶ。郵便局へ行くのか、ローソンへ行くのか、郵便ポストへ投函するのかで操作が違います。
- 取引画面で発送コードを作成。郵便局・店舗ではその場所用のQRコードを表示し、所定の端末に読み込ませます。ポスト投函する方法は、投函前に指定の二次元コードを読み取ります。
- 荷物を預ける/投函する。発行された送り状を正しい箱へ貼り、受付の控えが出る場合は保管。複数件発送なら、箱に付けた仮の識別メモと取引内容を照合して貼り間違えを防ぎます。
- 発送が済んでから発送通知。取引ページで発送通知を完了します。実際に発送する前の通知はしません。
郵便局なら「ゆうプリタッチ」または窓口
ラクマの取引ページから郵便局用のQRコードを表示し、ゆうプリタッチに読み込ませます。設置がない郵便局では窓口にコードを提示します。
送り状が発行されたら、荷物との取り違えを確認して貼付してください。ローソンLoppi用のコードを郵便局用端末に読み込ませることはできません。
ローソンならLoppiで申込券を出す
ローソンで発送できる対象サービスを選び、取引画面からローソン用コードを発行します。
Loppiに読み込ませ、申込券を発行して30分以内にレジへ。荷物と送り状を照合して預けます。
コンビニで受付した段階ではサイズが確定しないことがあるため、厚さがぎりぎりの荷物は発送前に測り直すと安心です。
郵便ポストならコード読取と投函順序に注意
ゆうパケットポストの発送用シール・専用箱、またはmini専用封筒を使い、ラクマアプリの取引画面に従って二次元コードを読み取ってから投函します。
読取前に投函したり、miniの控えを保管せず発送したりしないよう確認してください。通常の「ゆうパケット」をポストへ入れる手順と混同しないことが大切です。
購入者がラクマで匿名配送を使いたい場合
購入者は、商品検索の「詳細検索」または「絞り込み」で「匿名配送の商品のみ表示」をオンにすると、対象商品を探せます。購入前に商品ページの配送方法が「かんたんラクマパック」になっているか確認してください。出品者へ変更をお願いしたい場合は、購入申請の承認前・購入前に相談しましょう。ラクマ公式:匿名配送の商品を探す方法
すでに取引が始まっていて匿名配送ではない商品を、購入者側の操作だけで匿名にすることはできません。住所を入力したくないからといって、架空の住所や郵便局留めを自己判断で指定することも避けましょう。
購入後に変更したい・住所が見えるときの対処法
「未定」からラクマパックへ変更したい
出品時に「送料込み(出品者負担)」と「未定」を選んでいた場合、購入後でもラクマパックへの変更が可能です。ただし、匿名配送にはなりません。
出品者に購入者の配送先住所が表示され、送り状にも双方の情報が印字されます。匿名が必須の取引では、そのまま手続きを進めず、購入者と事前に相談してください。ラクマ公式:配送方法を変更したい
最初からラクマパックなのに住所が表示される
通常、取引開始前からラクマパックを設定している匿名配送では、出品者の取引ページに相手の住所・氏名は表示されません。
住所が見えている場合は、取引開始前の配送方法が何だったか確認します。操作履歴や画面表示が不明なら、発送を急がずラクマの公式サポートに相談してください。
匿名取引で届け先住所を変更したい
発送前なら、購入者がラクマの登録先住所を変更し、出品者が取引画面を再読み込みしてQRコードを発行し直す方法が公式に案内されています。
ただし、出品者は匿名配送の住所を閲覧できないため、購入者は無断で変更せず、変更したことを取引メッセージで伝える必要があります。発送後の変更は配送状況によって対応が異なります。公式:配送先住所の変更
匿名配送から別の配送方法へ切り替えたい
規格外・発送ミスなどで別の方法を利用する場合、発送通知前に正しい配送方法へ変更し、購入者と連絡を取ってください。
匿名配送では宛先が表示されないため、通常の宅配便などで送るなら取引メッセージで住所・氏名を確認する必要があります。その場合、匿名性を維持したまま別サービスへ発送できるとは限りません。
ラクマ匿名配送でよくある失敗と防止策
| 失敗しやすい点 | 防ぐための確認 |
|---|---|
| 通常のゆうパケットを選んでいた | 出品時の配送方法に「かんたんラクマパック」の表記があるかを確認 |
| 購入後に変更したから匿名だと思った | 匿名配送は取引開始前の設定が必要 |
| 厚さ・重さが規格外 | 梱包後の完成サイズを測り、商品価格の下限も確認 |
| コンビニからポスト用の方法を出そうとした | サービス別の発送場所・読取手順を確認 |
| 2件以上の発送で送り状を貼り違えた | 荷物の仮ラベルと取引名・送り状を1件ずつ照合 |
| コード読取前にポストへ投函した | 取引画面の読み取り手順を完了してから投函 |
| 発送通知を先に押した | 荷物を差し出した後に発送通知 |
送り状のプライバシーが心配な場合、公式案内では匿名配送の送り状は宛先情報を暗号化し、届け先の都道府県や郵便番号の一部のみを表示する仕組みと説明されています。
出品者控えに自分の情報が印刷される場合はありますが、荷物に貼る送り状本体とは扱いが異なります。公式:匿名配送の送り状表示
ラクマの匿名配送でよくある質問
匿名配送に追加料金はかかりますか?
匿名配送そのものの追加料金はありません。選んだ配送方法の送料と、必要に応じて専用封筒・箱などの資材代がかかります。ラクマパックの送料は原則取引終了後に売上金から差し引かれます。
着払いでも匿名配送にできますか?
できません。かんたんラクマパックは「送料込み(出品者が負担)」に対応しています。出品時に負担区分を確認してください。
売れた後に「未定」からラクマパックに変えれば、相手に住所は知られませんか?
いいえ。配送方法の変更ができても匿名配送にはなりません。取引開始前にラクマパックを選んでいた場合だけが匿名配送の対象です。
ゆうパケットポストは3cmを超えても送れますか?
発送用シール利用時は、規格寸法・重さを満たし、郵便ポストへ投函できる厚さである必要があります。投函口の厚さの目安は3cmですが、ポストの形状で異なります。無理に押し込まず、封かんした状態で確認してください。通常のゆうパケットは厚さ3cm以内です。
どこから送れば匿名配送になりますか?
匿名性は発送場所だけで決まるのではなく、取引開始前のラクマパック設定と、指定されたサービスでの正しい発送によって成立します。郵便局、ローソン、ヤマト営業所、対応コンビニ、郵便ポストなど、取引画面に表示された発送場所を選んでください。
フリマアプリを使わずに個人同士で匿名配送したいときは?
ラクマでの取引とは別の方法を検討します。条件や選択肢は「個人間の匿名配送はフリマなしでも可能?」で解説しています。
まとめ|匿名配送は出品時の設定と発送先の確認が重要
ラクマでは、取引開始前に「送料込み」と「かんたんラクマパック」を設定することが匿名配送の要点です。販売後に配送方法を変えられる場合も匿名化はされないため、購入前・承認前の確認が欠かせません。
発送時は、封筒・箱に入れた後のサイズと重量、商品価格の下限、専用資材、発送場所を照合しましょう。特にポスト投函とコンビニ発送は手続きが異なります。商品を実際に差し出した後、発送通知まで終えれば一連の発送作業が完了します。
参考にした公式情報
- 楽天ラクマ「匿名配送とは」
- 楽天ラクマ「かんたんラクマパック(日本郵便)のご利用方法」
- 楽天ラクマ「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)のご利用方法」
- 楽天ラクマ「配送方法を変更したい」
- 楽天ラクマ「郵便局・コンビニ・ポスト投函での発送手続き」
- 楽天ラクマ「匿名配送の商品を探す方法」
- 楽天ラクマ「匿名配送の送り状にはどのように情報が印字されますか?」
- 楽天ラクマ「配送料の支払い方法は?」
- 楽天ラクマ「商品を発送する」
公式条件・料金の最終確認:2026年10月31日。内容は一般的な手順です。実際の取引画面・配送会社の案内が優先されます。


