傘の梱包方法|長傘・折りたたみ傘を曲げずに発送する手順

傘の梱包方法 商品別の梱包方法

長傘を発送したいとき、

「このまま袋に入れて送っていいの?」
「長いけど、宅急便で送れる?」
「どんな箱に入れればいい?」
と迷う人も多いと思います。

結論からいうと、傘は宅急便などで発送できます。

ただし、長傘は細長く、石突きや持ち手が外装を突き破ったり、配送中に骨やシャフトが曲がったりする可能性があります。

そのため、長傘は先端をしっかり保護し、三角ケース・長尺ダンボール・巻きダンボールなど、形を支えられる外装へ入れるのが基本です。

折りたたみ傘なら、十分に乾かしてから緩衝材で包み、小型ダンボールなどへ入れれば発送しやすくなります。

この記事で分かること
  • 長傘・折りたたみ傘は発送できるのか
  • 長傘にはどんな箱を使えばいいのか
  • 石突き・持ち手・骨を守る梱包方法
  • 宅急便・ゆうパックを使うときのサイズ確認
  • 傘を発送するときに避けたい梱包方法

長傘は三角ケースや長尺箱で送るのが基本

長傘で特に守りたいのは、布部分よりも石突き・持ち手・骨です。

傘は軽いので、一見するとプチプチを巻くだけでも十分そうに見えます。しかし、配送中には他の荷物と重なったり、横から力を受けたりします。

石突きは硬く細いため、薄い袋やダンボールを内側から突き破ることもあります。

そのため長傘は、防水や擦れ対策をする袋・緩衝材と、傘の形を支える硬い外装を分けて考えるのがおすすめです。
長傘の外装として使いやすいのは、次のようなものです。

外装向いている場面注意点
三角ケース一般的な長傘1本傘の全長が入るか確認する
長尺ダンボール大型傘・複数本箱の中で前後に動かさない
巻きダンボール合う長箱がない場合石突き・持ち手側を厚めに補強する
紙管細身でまっすぐな傘曲がった持ち手は入らないことがある

ヤマト運輸でも、傘や杖向けの三角ケースが用意されています。

ただし、傘は商品によって長さがかなり違います。先に傘の全長を測ってから外装を選びましょう。

長傘の梱包手順

傘の梱包方法 図解

1.傘を完全に乾かす

使用した傘は、まず十分に乾燥させます。
表面だけでなく、折り目や金属部分にも水分が残っていないか確認してください。

濡れたままビニール袋へ密閉すると、においや汚れ、金属部分の劣化につながる可能性があります。

2.傘を閉じてきれいにまとめる

一度傘を開き、骨や生地に異常がないか確認します。問題がなければ、折り目に沿って整えながら閉じ、留めベルトで固定します。

配送中に傘が勝手に開かない状態にしておきます。

3.傘袋やポリ袋へ入れる

付属の傘袋がある場合は傘を入れます。
そのうえで、大きめのポリ袋などで傘全体を覆っておくと、汚れや水濡れ対策になります。

外側のダンボールが雨で濡れる可能性もあるため、商品側でも防水しておくと安心です。

4.石突きと持ち手を重点的に保護する

長傘の梱包で特に重要なのがここです。

先端の石突きと持ち手を、プチプチなどの緩衝材で数回包みます。テープは傘へ直接貼らず、緩衝材同士を留めるようにします。骨の先端が外側へ張り出している場合も、薄い緩衝材で覆っておきます。

石突きが緩衝材から露出したまま発送しないようにしてください。
硬い先端が外装を突き破る原因になります。

5.傘全体をプチプチで包む

先端部分を保護したら、傘全体をプチプチで包みます。目的は、擦れや軽い衝撃から傘を守ることです。

ただし、何重にも巻いて無理やり箱へ押し込む必要はありません。緩衝材を厚くしすぎると、箱の中で傘へ曲げる力がかかることもあります。

外装へ無理なく入る程度の厚さで十分です。

6.三角ケースや長尺ダンボールへ入れる

最後に、硬い外装へ入れます。

箱は、梱包した傘より少し長いものを選びます。傘を入れて箱を軽く動かしたとき、前後に大きく滑るようなら、両端へ丸めた紙や緩衝材を入れて固定します。

ちょうどいい長箱がない場合は、巻きダンボールを傘の長さに合わせて使う方法もあります。

7.梱包した状態でサイズを測る

発送サイズを確認するときは、傘そのものではなく、箱・緩衝材まで含めた完成状態で測ります。

長傘は細いので大きく見えませんが、長さがあるため配送サイズが上がることがあります。発送前に必ず確認しておきましょう。

折りたたみ傘は小型ダンボールが使いやすい

折りたたみ傘は、長傘ほど梱包に困りません。ただし、中には金属製の骨やシャフトが入っています。

衣類のようにビニール袋へ入れるだけでは、外から押されたときに骨へ力が集中する可能性があります。

基本的には、

  1. 完全に乾かす
  2. きれいに折りたたむ
  3. 傘袋やポリ袋へ入れる
  4. プチプチで全体を包む
  5. 小型ダンボールなどへ入れる
  6. 中で動かないよう隙間を調整する

という流れで梱包します。
小さくて丈夫な折りたたみ傘なら、十分に緩衝したうえで厚手の封筒などを使える場合もあります。

ただし、骨が硬いものや高価な傘なら、小型ダンボールの方が外からの圧力を受けにくいです。

傘は宅急便やゆうパックで送れる?

一般的な傘であれば、梱包後のサイズが規定内に収まれば送れます。2026年9月時点では、主な上限は次のとおりです。

配送方法主なサイズ上限
ヤマト宅急便3辺合計200cm以内・30kg以内
ゆうパック3辺合計170cm以下・25kgまで

傘は重量よりも長さが問題になりやすい荷物です。

長傘1本なら、まず三角ケースや長尺箱に入れた状態で3辺を測り、利用する配送サービスの条件に収まるか確認してください。

プチプチだけで長傘を発送するのは避ける

「軽いし、プチプチを何重か巻けばいいのでは?」と思うかもしれません。

しかし、プチプチは衝撃をやわらげるのは得意でも、傘が曲がるのを防ぐ外装にはなりません。

また、石突きがプチプチを突き破ることもあります。そのため長傘では、プチプチ+三角ケース・長尺ダンボールのように使う方が安全です。

高価な傘は持ち手も商品として守る

ブランド傘や木製ハンドルの傘では、持ち手の傷も商品価値に影響します。

この場合は、いきなりプチプチを巻くのではなく、薄紙や柔らかいシートを一枚挟んでから緩衝材を使う方法があります。

テープの粘着面を、持ち手や生地へ直接触れさせないようにしてください。

高額品や代替できない傘を送る場合は、配送会社の取扱条件や補償内容も確認しておきましょう。

傘の梱包で避けたいNG例

  • 濡れたまま袋へ密閉する
  • 石突きを露出したまま発送する
  • 長傘を薄い紙袋やビニール袋だけで送る
  • プチプチだけを最終外装にする
  • 箱の中で傘が前後に動く
  • 短い箱へ無理やり押し込む
  • 高価な持ち手へテープを直接貼る
  • 傘本体だけを測って発送サイズを決める

発送前チェックリスト

  • 傘は完全に乾いているか
  • 傘をきれいに閉じて固定したか
  • 石突き・持ち手・骨先を保護したか
  • 水濡れ・汚れ対策をしたか
  • 長傘は硬い外装へ入れたか
  • 箱の中で傘が大きく動かないか
  • 石突きが外装から飛び出していないか
  • 梱包完成後のサイズを測ったか

傘の発送でよくある質問

長傘は宅急便で送れますか?

送れます。

梱包後のサイズが宅急便の条件内に収まり、三角ケースやダンボールなど輸送に適した状態で梱包されていれば発送できます。

長傘はどんな箱に入れればいいですか?

一般的には、三角ケース、傘用の細長いダンボール、長尺箱、巻きダンボールなどが使いやすいです。

先に傘の全長を測り、持ち手まで無理なく入る箱を選びます。

傘をプチプチだけで送ってもいいですか?

長傘ではおすすめしません。

プチプチは擦れや衝撃を防げますが、曲げや突き破りには弱いため、最後に硬い外装へ入れた方が安全です。

折りたたみ傘は封筒で送れますか?

十分に緩衝し、封筒が破れない状態なら使える場合もあります。

ただし、骨が硬いもの、高価なもの、厚みがあるものは小型ダンボールの方が安全です。

まとめ

傘の梱包方法|長傘・折りたたみ傘を曲げずに発送する手順では、弱い部分を先に保護し、外装の中で動かない状態にすることが基本です。

荷物の形・重量と配送会社の条件に合わせ、無理に小さくせず安全性を優先しましょう。

参考:ダンボールワン「傘向け梱包資材」、ダンボールワン「傘・杖用ダンボール箱」(2026年9月19日確認)