釣竿の梱包方法|穂先を折らずに長物として発送する手順

釣り竿の梱包方法 商品別の梱包方法

釣竿を発送するときに一番怖いのは、穂先やガイドが折れることです。

釣竿は軽くても長いため、
「プチプチで巻くだけで送れる?」
「竿袋に入れれば大丈夫?」
「長い釣竿は宅急便で送れる?」
と迷いやすい荷物です。

結論からいうと、釣竿は発送できますが、柔らかい竿袋やプチプチだけではなく、三角ケース・クラフト丸筒・巻きダンボールなど硬い外装へ入れるのが基本です。

ヤマト運輸も、釣竿はソフトケースやエアキャップだけでは受け付けられず、三角形のダンボールやクラフト丸筒などで梱包するよう案内しています。

この記事でわかること
  • 釣竿はどのように梱包すれば安全なのか
  • 穂先・ガイド・リールを守る方法
  • 三角ケース・丸筒・長尺箱の使い分け
  • 長い釣竿を送れる配送サービス
  • 発送前に確認したいサイズとNG梱包

釣竿は「竿袋+プチプチ」だけで発送しない

釣竿は細長いため、外側から力を受けると曲がりやすい荷物です。特に弱いのが、

  • 穂先
  • ガイド
  • ガイドの脚
  • 継ぎ部分
  • グリップ周辺の突起

柔らかい竿袋やプチプチには、擦れや軽い衝撃を防ぐ効果はあります。

しかし、荷物の上に別の荷物が載ったときの曲げや圧力までは防げません。

そのため、竿を緩衝材で守る → 硬い筒や箱で全体を守るという二段階で考えます。

ヤマト運輸も、ソフトケースやエアキャップのみではなく、三角ダンボールやクラフト丸筒を使うよう案内しています。

釣竿の種類によって発送時の長さが変わる

釣竿を梱包する前に、まずどこまで短くできる竿なのか確認します。

釣竿のタイプ発送前の考え方
振出竿通常の収納状態まで縮める
2ピース・3ピースロッドメーカーの仕様どおりに分割する
ワンピースロッド無理に曲げず、そのままの長さで梱包する
並継ぎ・特殊構造本来の分解方法に従う

発送サイズを小さくするために、曲げてはいけない竿を無理に曲げないでください。

分割できるロッドなら、本来の継ぎ部分から外します。

地理ざおの発送前準備 図解

リール・ルアー・仕掛けは外してから梱包する

取り外せるリールは、基本的に竿から外して梱包します。

リールは竿より重量があるため、付けたまま発送すると、配送中にリールシート周辺へ力がかかったり、リールがガイドや竿本体へぶつかったりする可能性があります。

外したリールは、

  1. ハンドルなどを収納できる状態にする
  2. ビニール袋などへ入れる
  3. プチプチで包む
  4. 竿と直接ぶつからない位置へ固定する

ルアーや針付きの仕掛けを付けたままにするのも避けます。針など鋭利な物は竿から外し、ケースや小箱へ入れて別に保護してください。

釣竿の梱包に必要なもの

梱包資材用途
竿袋・ポリ袋擦れ・汚れ・水濡れ対策
プチプチ穂先・ガイド・竿全体の緩衝
厚紙・小さなダンボール片穂先や端部の補強
三角ケース短めのロッドの硬い外装
クラフト丸筒細長いロッドを外圧から守る
長尺ダンボール長い竿・複数本の発送
紙・緩衝材筒内で竿が前後に動くのを防ぐ
梱包用テープ外装・ふたの固定

ヤマト運輸では、小型の釣竿向けに三角ケースも案内されています。三角ケースMは長さ78cm、Lは88cmです。

釣竿を発送する基本手順

釣り竿の梱包手順 画像

1.発送前に竿の状態を確認する

まず、穂先やガイドに破損がないか確認します。中古品を売る場合は、

  • ガイドの曲がり
  • 穂先の欠け
  • ブランクスの傷
  • グリップの状態
  • 継ぎ部分

などを確認し、必要なら写真を残しておきます。

2.収納・分割できる竿は本来の状態まで短くする

振出竿なら収納し、2ピース・3ピースロッドなら本来の継ぎ部分で分けます。分割した竿をまとめる場合は、それぞれが擦れないよう竿袋や薄いシートを間に入れます。

発送のためだけに、本来曲げない部分を曲げたり、無理に分解したりしないでください。

3.穂先を重点的に保護する

釣竿で最も折れやすいのが穂先です。

穂先へ直接強くプチプチを巻き付けるのではなく、軽く包んだうえで、必要なら厚紙や小さなダンボールで周囲に空間を作ります。

大切なのは、穂先を押さえつけるのではなく、外から力が直接加わらない状態にすることです。

4.ガイドを押しつぶさないように包む

ガイドが付いた竿では、プチプチをきつく巻くと、梱包した時点でガイドを曲げることがあります。ガイド部分へ強い力をかけず、竿全体をふんわり覆うように包みます。

複数の竿を同梱する場合も、ガイド同士が直接当たらないようにしてください。

5.竿全体をプチプチで包む

穂先とガイドを守ったあと、竿全体をプチプチで包みます。ここでの目的は、擦れや軽い衝撃を防ぐことです。

外装へ入らないほど厚くする必要はありません。

6.三角ケース・丸筒・長尺箱へ入れる

最後に硬い外装へ入れます。
ヤマト運輸では、三角形のダンボールケースまたはクラフト丸筒などを使う方法を案内しています。

竿を入れたあと、筒や箱を軽く傾けてみます。
中で前後に大きく滑るようなら、両端へ丸めた紙や緩衝材を入れて固定します。

特に穂先を外装の端へ直接当てないようにしてください。

7.ふた・開口部をテープで固定する

丸筒を使う場合は、ふたが配送中に外れないようテープで固定します。

ヤマト運輸も、丸筒のふたを閉じたあと、ガムテープで外れないよう固定するよう案内しています。

ワンピースロッドは発送方法を先に確認する

ワンピースロッドは短くできないため、発送で一番困りやすいタイプです。

たとえば梱包後の長さが180cmになれば、ヤマト宅急便では1辺170cm以内という条件を超えてしまいます。ヤマト宅急便は3辺合計200cm以内・30kg以内ですが、1辺の長さにも170cmの上限があります。

この場合、無理に竿を曲げるのではなく、別の配送サービスを検討します。

長い釣竿は配送会社のサイズ上限に注意

釣竿は軽いので、重量より長さで発送方法が決まることが多いです。

2026年9月時点の主な条件は次のとおりです。

配送サービス主なサイズ上限
ヤマト宅急便3辺合計200cm以内・30kg以内、1辺170cm以内
ゆうパック3辺合計170cm以下・25kgまで
佐川・飛脚ラージサイズ宅配便3辺合計260cm以内・50kgまで

たとえば、150cmの筒+直径10cm前後なら通常宅配の範囲へ収まる可能性があります。

一方、180cmを超えるワンピースロッドでは、ヤマト宅急便やゆうパックでは難しくなり、佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便などが候補になります。

ただし、利用できるかは梱包後の実寸や地域によって確認してください。

「竿ケースに入っているから大丈夫」とは限らない

釣竿には布製・ナイロン製の竿袋やソフトケースが付いていることがあります。

しかし、これは持ち運びや保管用であり、配送中の荷重から竿を守る硬い外装とは限りません。

ヤマト運輸も、ソフトケースだけでは受付不可としています。

そのため、竿袋→プチプチ→硬い筒・ダンボールという形にするのが安全です。

複数本の釣竿を一緒に送る場合

複数の釣り竿をまとめて送る場合の梱包 図解

複数本をまとめて送る場合は、竿同士を裸で束ねないようにします。

1本ずつ竿袋や薄い緩衝材で分け、ガイド同士がぶつからない向きに整えます。そのうえで全体をまとめて硬い外装へ入れます。

外箱が大きくなった場合は、内部の隙間を埋めて、竿の束全体が前後左右に動かない状態を作ります。

高価なロッドは補償条件も確認する

高級ロッドや限定品を発送する場合は、梱包だけでなく補償条件も確認しておきます。

ヤマト宅急便の責任限度額は、荷物1個につき30万円までです。30万円を超える品物は宅急便では預かれないと案内されています。

高額品を送る場合は、価格だけでなく、代替できる物か、配送サービスの補償対象になるかも確認してください。

釣竿の梱包で避けたいNG例

  • 竿袋だけで発送する
  • プチプチだけを最終外装にする
  • 穂先を筒の端へ直接当てる
  • ガイドを押しつぶすほど強く包む
  • リールを付けたまま発送する
  • ルアーや針を付けたままにする
  • 筒の中で竿が前後に動く
  • 丸筒のふたをテープで固定しない
  • 長いロッドを無理に曲げてサイズを小さくする
  • 梱包前の長さだけを見て配送方法を決める

発送前チェックリスト

  • 穂先・ガイドに破損がないか
  • リールを外したか
  • ルアー・針・仕掛けを外したか
  • 本来の方法で収納・分割したか
  • 穂先を重点的に保護したか
  • ガイドへ強い圧力がかかっていないか
  • 竿全体を緩衝したか
  • 硬い筒・長尺箱へ入れたか
  • 筒の中で竿が動かないか
  • ふた・開口部を固定したか
  • 梱包後の長さと3辺合計を測ったか

釣竿の発送でよくある質問

釣竿はプチプチだけで送れますか?

おすすめできません。

ヤマト運輸では、釣竿はソフトケースやエアキャップで巻いただけでは受け付けられず、三角ダンボールやクラフト丸筒など硬い外装を使うよう案内しています。

リールは付けたまま送ってもいいですか?

取り外せるのであれば、外して別に包む方が安全です。

重いリールが配送中に動くと、竿・ガイド・リールシートなどへ力がかかるためです。

長さ180cmの釣竿はヤマト宅急便で送れますか?

梱包後の1辺が180cmになる場合、ヤマト宅急便の1辺170cm以内という上限を超えます。

その場合は無理に竿を短くせず、佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便など、より大きな荷物に対応するサービスを確認します。

竿袋に入れてダンボールで包めば大丈夫ですか?

竿袋の上から緩衝し、竿全体を硬いダンボールや筒で覆い、内部で動かない状態になっていれば発送しやすくなります。

特に穂先が外装へ直接当たっていないか確認してください。

まとめ

釣竿の梱包方法|穂先を折らずに長物として発送する手順では、弱い部分を先に保護し、外装の中で動かない状態にすることが基本です。

荷物の形・重量と配送会社の条件に合わせ、無理に小さくせず安全性を優先しましょう。

参考:ヤマト運輸「釣り竿・バット・ゴルフクラブの梱包方法」(2026年9月19日確認)