ワイン・瓶の梱包方法|割れ・液漏れを防いで安全に発送

ワイン・瓶の梱包方法 商品別の梱包方法

ワインや日本酒などの瓶を発送するときは、「割れないこと」と「液漏れしないこと」を同時に考える必要があります。

ガラス瓶は衝撃に弱いうえ、中身が液体なので、栓が緩んだり瓶が割れたりすると外箱まで濡れてしまいます。複数本を同じ箱へ入れる場合は、瓶同士がぶつからないように分離することも重要です。

ヤマト運輸も、ワインボトルなどの瓶類は横にせず立てて梱包し、複数本は瓶同士が接触しないようにし、箱の中で動かないよう固定するよう案内しています。

この記事でわかること

  • ワイン・酒瓶を割れにくく発送する梱包方法
  • 液漏れを防ぐための包み方
  • 瓶を立てて入れる理由
  • 1本だけ送る場合と複数本送る場合の違い
  • 専用のワイン箱がない場合の梱包方法
  • ヤマト運輸・日本郵便で酒類を送る条件
  • メルカリで瓶類を発送するときの注意点

ワイン・酒瓶は国内宅配便で発送できる

未開封で通常の市販品であれば、ワイン・日本酒・ビールなどのアルコール飲料は国内の宅配便で発送できます。

ヤマト運輸では、アルコール度数70度以下の酒類を宅急便で送れます。送り状には、具体的な品名だけでなく、アルコール度数と容量も記載するよう案内しています。

たとえばワインなら、「ワイン(アルコール度数13%・750ml×1本)」のように書くと内容が分かりやすくなります。

日本郵便では、ゆうパックに限りアルコール濃度70%までの酒類を取り扱うことができます。

この記事は国内発送を前提にしています。国際発送は国・配送会社・酒類によって規制が大きく異なります。ヤマト運輸の国際宅急便では、アルコール度数に関係なく酒類を送ることはできません。

梱包前に瓶と栓の状態を確認する

いきなりプチプチで包まず、まず瓶の状態を確認します。

  • 瓶にひび・欠けがないか
  • 栓・キャップがしっかり閉まっているか
  • コルクが浮いていないか
  • 液漏れした跡がないか
  • ラベルが濡れていないか
  • 未開封の商品か

すでにひびが入った瓶や、栓から液体がにじんでいる瓶は通常の荷物として発送しない方が安全です。

メルカリで食品・飲料として出品する場合も、開封済み食品は出品禁止対象になるため、出品条件を確認してください。

ワイン・瓶の梱包に必要なもの

梱包資材 用途
ポリ袋・大きめのビニール袋 液漏れ時の拡散防止
プチプチ 瓶全体の衝撃保護
テープ 緩衝材の固定
ボトル用仕切り・板ダンボール 複数の瓶同士の接触防止
丈夫なダンボール 外圧・落下衝撃から守る
紙・エアー緩衝材 箱の底・側面・上部の隙間固定
酒BOX・ワイン用ボトル箱 瓶形状に合わせて固定しやすい専用資材

専用のワイン箱があるなら使うと安定しやすいですが、手元にない場合でも、丈夫なダンボールと十分な緩衝材で梱包できます。

ワイン・酒瓶を発送する7つの梱包手順

ワイン・瓶を発送する7つの梱包手順

1.栓・キャップが閉まっていることを確認する

まず、瓶の栓やスクリューキャップが確実に閉まっているか確認します。

ヤマト運輸も瓶類について、しっかりと栓を閉めてから梱包するよう案内しています。

ワインのコルクやキャップ部分へ梱包テープを直接貼る必要はありません。商品ラベルや封緘部分を傷めたくない場合は、次の防水袋で全体を保護します。

2.瓶をポリ袋へ入れて液漏れ対策をする

瓶を1本ずつポリ袋や厚めのビニール袋へ入れ、口を閉じます。

これは瓶を防水するためではなく、万一栓から液体が漏れたときに、ダンボールやほかの商品へ液体が広がるのを抑えるためです。

袋を使った液漏れ・水濡れ対策は「防水梱包のやり方」でも解説しています。

3.瓶全体をプチプチで包む

袋へ入れた瓶をプチプチで包みます。

瓶の胴体だけでなく、底・肩・首まで全体を覆います。特にボトルの首や底がダンボールへ直接触れないようにしてください。

プチプチは強く締め付けるより、瓶の周囲に衝撃を吸収する層を作るイメージで巻きます。

基本的な巻き方は「プチプチの梱包方法」も参考にしてください。

4.首・底を追加で保護する

ワインボトルは細い首と重い底があるため、形状が均一ではありません。

全体を包んだあと、首周りや底面に薄い緩衝材を追加し、箱の中で硬い面へ直接当たらないようにします。

ただし、コルクやキャップを強く押し込むような固定は避けてください。

5.箱の底へ緩衝材を敷く

ダンボールの底へ、丸めた紙・プチプチ・エアークッションなどを敷きます。

瓶の底が直接ダンボールへ当たる状態では、落下時の衝撃が伝わりやすくなります。

専用のボトル箱を使う場合は、成形材や仕切りを説明どおり組み立てます。

6.瓶は横にせず、立てて箱へ入れる

梱包した瓶は、ダンボールの中へ縦向きに立てて入れます。

ワインは保管時に寝かせることがありますが、発送時は別です。ヤマト運輸は、瓶の側面は割れやすいため、横向きに梱包せず縦向きにするよう案内しています。

「ワインだから寝かせる」のではなく、輸送時は瓶を立てると覚えておくと分かりやすいです。

7.前後左右・上部の隙間を埋めて固定する

最後に、瓶の周囲と上部の隙間を緩衝材で埋めます。

箱を軽く動かしたときに、瓶が中で傾いたり移動したりしない状態にしてください。

ただし、緩衝材を強く押し込みすぎて瓶へ圧力をかける必要はありません。隙間の埋め方は「梱包の隙間の埋め方」も参考になります。

複数の瓶は1本ずつ包んで接触させない

ワインを2本以上同じ箱へ入れる場合は、瓶同士を直接接触させないことが重要です。

ヤマト運輸も、複数の瓶を梱包するときは瓶同士がぶつからないようにするよう案内しています。

複数本では、次のようにします。

  • 1本ずつ袋へ入れる
  • 1本ずつプチプチで包む
  • ボトル用仕切りや板ダンボールで区切る
  • 瓶と瓶の間にも緩衝材を入れる
  • すべて縦向きにする
  • 箱の中で一本も動かない状態にする

本数が増えるほど箱全体が重くなるため、薄い中古ダンボールより、底がしっかりした丈夫な箱を使う方が安全です。

専用のワイン箱・酒BOXを使うと固定しやすい

ワインや一升瓶を送る機会があるなら、専用のボトル箱を使う方法があります。

ヤマト運輸も、ワイン・ジュース用や一升瓶用の輸送BOXを用意しています。

専用箱は瓶の太さ・高さを想定した形になっているため、一般のダンボールへ大量の緩衝材を詰めるより固定しやすいのが利点です。

ただし、専用箱を使っても栓の確認や液漏れ対策は省略しないでください。

メルカリでワイン・瓶類を発送する場合

メルカリ公式の「ビン類」ガイドでも、瓶を緩衝材で包み、箱の底へ緩衝材を敷き、箱内で動かないよう固定する方法を案内しています。

配送方法として、らくらくメルカリ便の宅急便や、ゆうゆうメルカリ便のゆうパックが例示されています。

送料を下げるために緩衝材を減らすのではなく、安全な梱包を作ったあとに、そのサイズへ合う配送方法を選ぶようにします。

また、メルカリでは開封済み食品などは禁止出品物に該当するため、酒類を出品するときは商品の状態と最新の出品ルールを確認してください。

送り状には「ワイン」だけでなく度数・容量も書く

ヤマト運輸は酒類の送り状について、具体的な品名とアルコール度数・容量を記載するよう案内しています。

たとえば次のように書きます。

  • ワイン(13%・750ml×1本)
  • 日本酒(15%・720ml×2本)
  • ウイスキー(40%・700ml×1本)

単に「飲料」「食品」「割れ物」とだけ書くより、配送会社が内容を判断しやすくなります。

送り状の基本は「送り状の品名の書き方」でも解説しています。

ワインのアルコール度数と航空輸送にも注意する

ヤマト運輸では、酒類はアルコール度数70度以下なら宅急便で発送できます。

ただし、航空輸送には別の基準があります。容器1つあたり5リットル以下で、アルコール度数24度以下のものは航空搭載可能と案内されています。

一般的なワインは24度以下に収まることが多いですが、強い蒸留酒などを一緒に送る場合は度数と容量を必ず確認してください。

航空搭載できない荷物は陸海上輸送となり、沖縄など一部区間では到着が遅れる場合があります。

夏場や高価なワインは温度管理も検討する

ワインはガラス瓶が割れなければよいだけでなく、中身の品質も気になる商品です。

高温による品質変化を避けたいワインを暑い時期に送る場合は、販売店・生産者の保管推奨温度を確認し、必要に応じて冷蔵配送を検討します。

ヤマト運輸のクール宅急便は冷蔵0~10℃で輸送しますが、発送前に10℃以下で6時間以上の予冷が必要です。クール宅急便は荷物を冷やすサービスではなく、予冷した温度を保つサービスです。

すべてのワインを冷蔵発送すべきという意味ではありません。商品の性質、季節、販売店・メーカーの推奨条件に合わせて選んでください。

空瓶だけを送る場合は液漏れ対策より割れ対策を優先する

コレクション用の空瓶など、中身が完全に空で洗浄・乾燥済みの瓶を送る場合は、酒類の液漏れ対策よりガラスの破損防止が中心になります。

それでも、1本ずつプチプチで包み、立てた状態で箱へ入れ、瓶同士を接触させず固定する考え方は同じです。

内部に水分が残っている場合は完全に乾かしてから梱包してください。

ワイン・瓶の梱包で避けたいNG例

  • 瓶を裸のままダンボールへ入れる
  • 栓やキャップの緩みを確認しない
  • 液体入りの瓶を袋へ入れずに梱包する
  • ワインボトルを横向きに入れる
  • 複数の瓶を直接触れさせる
  • 箱の底に緩衝材を入れない
  • 大きすぎる箱で瓶が動く状態にする
  • 薄い箱に大量の瓶を詰め込む
  • 送り状へ「食品」「飲料」だけと書く
  • 度数の高い酒を確認せず発送する

発送前チェックリスト

  • 瓶にひび・欠けがない
  • 栓・キャップがしっかり閉まっている
  • 液漏れしていない
  • 瓶を1本ずつ袋へ入れた
  • 瓶全体をプチプチで包んだ
  • 首・底が箱へ直接当たらない
  • 瓶を縦向きに入れた
  • 複数本なら瓶同士を分離した
  • 箱の底・側面・上部を緩衝した
  • 箱を動かしても瓶が動かない
  • 送り状へ具体的な品名・度数・容量を書いた

ワイン・瓶の発送でよくある質問

ワインは横に寝かせて送った方がいいですか?

発送時は縦向きにします。ヤマト運輸は、瓶の側面が割れやすいため、横にした状態で梱包せず縦向きにするよう案内しています。保管時の向きと輸送時の向きは分けて考えてください。

ワインはプチプチだけで送れますか?

おすすめしません。液漏れ対策として袋へ入れ、プチプチで包み、丈夫なダンボールへ立てて入れ、箱内で動かないよう固定してください。

ワイン1本なら普通のダンボールでも送れますか?

送れます。瓶より少し大きい丈夫な箱を使い、底・側面・上部に緩衝材を入れて固定します。専用のボトル箱があると、より安定させやすくなります。

ワインをゆうパックで送れますか?

はい。日本郵便では、ゆうパックに限りアルコール濃度70%までの酒類を取り扱えます。内容品や航空輸送条件もあるため、発送時は最新の日本郵便ルールを確認してください。

開封済みのワインを送ってもいいですか?

液漏れしやすく、フリマアプリでは開封済み食品が禁止されている場合もあります。中古販売目的なら未開封品を前提にし、個人間で別目的に送る場合も利用する配送会社へ事前に確認してください。

スパークリングワインも同じ梱包でいいですか?

基本は同じで、栓を確認し、袋・緩衝材・ダンボールで保護して縦向きに固定します。高温や凍結を避ける必要がある商品もあるため、ラベルやメーカーの保管条件も確認してください。

まとめ

ワイン・酒瓶の梱包では、栓確認 → 袋で液漏れ対策 → 1本ずつプチプチ → 首・底を保護 → 箱底へ緩衝材 → 縦向きに入れる → 瓶同士を分離 → 隙間固定が基本です。

特に重要なのは、横に寝かせず縦向きにすること、複数本を直接ぶつけないこと、箱の中で動かさないことです。

酒類はアルコール度数や航空輸送条件もあるため、送り状へ具体的な品名・度数・容量を記載し、発送前に利用する配送会社の最新ルールを確認してください。

参考:ヤマト運輸「ビールや日本酒・ワインなどは送れますか?」、ヤマト運輸「荷物の梱包方法の基本」、ヤマト運輸「送り状の準備」、日本郵便「ゆうパック」、メルカリ「ビン類」(2026年9月23日確認)