コーヒーメーカーを元箱なしで発送するときは、水を残さない・ガラスサーバーを本体と分けて保護する・着脱部品が箱の中で動かないようにするの3点が重要です。特に全自動・カプセル式では、外から見える給水タンクを空にしただけでは内部水路の水抜きが終わらない機種があります。
この記事では、メルカリなどの個人発送を想定し、ドリップ式を中心に手順を示したうえで、全自動・カプセル式特有の水抜きやメーカー修理への送り方も整理します。機種別の取扱説明書と修理受付の指示を優先してください。
コーヒーメーカーを梱包する前の確認
| 確認項目 | 作業前に判断すること |
|---|---|
| 機種 | ドリップ式・ミル付き・全自動・カプセル式のどれか |
| 水が通る箇所 | 給水タンク、内部水路、抽出口、トレイ、蒸気ノズル |
| 割れ物 | ガラスサーバー、ガラスふた、カップ受けなど |
| 外せる部品 | フィルターケース、ドリッパー、水タンク、カス受け、ミルク容器、コード |
| 発送目的 | 売買・譲渡か修理発送か。修理先が必要とする付属品を確認 |
| 元箱・成形材 | 本体形状に合った純正緩衝材が使えるか |
販売する場合は発送前に動作・外観・付属品を撮影し、タンクやサーバーのひび、注ぎ口の欠け、接続爪なども確認します。通電しない故障品は無理に動かさず、修理先の指示を確認してください。
水抜きは機種ごとに手順が違う
ドリップ式はタンクと使用後の水分を確認
電源を切り、保温板やガラスサーバーが十分冷めてから作業します。給水タンクに残った水、ドリッパーの液、フィルターやコーヒーかすを取り除き、説明書で洗えるとされる取り外し部品を洗浄して乾燥させます。本体を逆さにして内部の水を無理に振り出したり、通電して空焚きしたりしてはいけません。
全自動・カプセル式は内部水路にも注意
全自動・カプセル式の中にはポンプ・ヒーター・内部水路があり、タンクだけ空にしても水が残る場合があります。デロンギ公式ではEXAM44035・EXAM44055の修理配送や長期保管向けに、設定メニューから実行する専用の『水抜き』を案内しています。実行中は抽出口などから熱い湯が出るため、容器を置き、表示される手順に従います。
すべての機種へ同じ水抜き操作を行わないこと。水抜きメニューがない機種もあり、電源オフ・タンク排水・保管姿勢などの条件は製品ごとに異なります。取扱説明書に輸送・長期保管・水抜きの項目があればそれを優先し、不明ならメーカーへ確認しましょう。

コーヒーメーカーの梱包に必要な資材
| 資材 | 使用目的 |
|---|---|
| 丈夫なダンボール | 本体・緩衝材・個別に保護したサーバーが無理なく入るもの |
| プチプチ・柔らかい紙 | 本体外装とガラスの傷・衝撃対策 |
| 小箱・厚紙仕切り | ガラスサーバーと重い本体の接触を防止 |
| 紙緩衝材・底面緩衝材 | 本体が箱内を滑らず底に衝撃が集中しないようにする |
| 小袋・ラベル | フィルター・ノズル・スプーン・洗浄部品などの紛失防止 |
| 防水袋 | 十分乾燥した部品を水濡れから保護する。水分を袋内へ閉じ込めない |
元箱がない場合はダンボールの選び方も参考にしてください。箱のサイズはガラスサーバーを分離して保護するための空間まで含めて考えます。
元箱なしコーヒーメーカーの梱包7手順

- 電源を抜き、完全に冷ます。保温板・抽出口・ガラスに熱が残る状態で触らない。
- タンクとトレイの水を抜く。フィルター・粉・豆・使用済みカプセルを除去。内部の水抜きは機種指定がある場合に従う。
- 部品を乾燥させる。水タンク、フィルターケース、カス受け、ドリップトレイなど取り外し可能なものを、説明書に従い清掃・十分に乾燥させる。
- ガラスサーバーを個別に包む。ふた・注ぎ口・取っ手の保護を追加し、本体にぶつからない独立した小箱や仕切り区画を用意する。
- 本体を柔らかい保護材で覆う。操作部・タンク接続口・蒸気ノズル・ふたのヒンジに圧力が掛からないようにする。
- 丈夫な外箱で分離配置する。底面を緩衝し、重い本体を安定させ、ガラスサーバーと電源コードを別の区画に収める。
- 箱内の固定を確認して封かん。本体が動かず、ガラスへ上から圧力が掛からないことを確かめ、完成荷姿を測定する。
給水タンク・トレイなどを本体に付けたまま発送する場合でも、機種で定められた装着状態を確認し、輸送中に脱落したり水が漏れたりしないようにします。輸送用ではないロック部や固定爪をテープで無理に引っ張って留めることは避けてください。
ガラスサーバーは本体と別に保護する
ガラスサーバーは胴体だけでなく注ぎ口・取っ手の根元・ふたの接点が弱点です。プチプチを巻いたうえで、注ぎ口へ外圧が掛からない形に保護材を配置し、小箱や丈夫な仕切りで本体から離します。空間に紙をぎゅうぎゅうに詰め込んで取っ手を押さないようにします。
コーヒーメーカーの保温板へガラスサーバーを戻したまま、本体ごと一巻きにして送るのは避けたい方法です。振動でサーバーが保温板・ドリッパー部と衝突したり、取っ手や注ぎ口へ荷重が集中したりするためです。割れ物として個別に保護しましょう。
象印公式は、ガラス容器のお手入れを必ず冷めてから行うよう案内しています。急な温度変化や研磨材の使用も避け、洗浄直後の濡れた状態で密封しないようにしてください。

全自動・カプセル式の梱包で注意する部分
| 機種・部位 | 注意点 |
|---|---|
| ミル付きドリップ式 | 豆や粉を残さず、ミル刃が完全停止してから指定の清掃 |
| 全自動エスプレッソ式 | 機種別の内部水抜き、抽出ユニット、カス受け、トレイ、蒸気ノズル |
| カプセル式 | 使用済みカプセル、回収容器、水タンク、内部水路の水抜き指定 |
| ミルクタンク付き | 残乳を除去し洗浄・乾燥。修理時は同梱指定を確認 |
| 取り外せない水路・部品 | 輸送のために分解・空焚きしない。メーカーの手順を優先 |
特に全自動機は本体が重く、抽出ユニットやノズルなど突出する部品もあります。箱の底面で重量を支え、前面の操作パネルや抽出口に横から力を掛けない配置が必要です。乾燥のために取り外した部品を戻すかどうかも機種の輸送説明を確認しましょう。
元箱あり・メーカー修理発送の場合
純正の箱と成形材が残っている場合は、型式に適合し、破損や変形がないことを確認して使用します。化粧箱や専用ケース自体が輸送の衝撃に耐える外装とは限らないため、必要に応じて外側に配送用ダンボールを設けましょう。
修理先へ送る場合は、事前の申込・集荷の有無・梱包方法・付属品の指定が最優先です。メーカーによっては集荷手配を提供します。デロンギ業務用機の案内にも、修理発送前に給水タンクの水を抜くことや、症状によってミルク関連部品の同梱物が異なる例があります。家庭用機へ同じ受付ルールが適用されるわけではないので、対象機種の受付案内を確認してください。
コーヒーメーカーの発送方法と送料
送料は本体単体のサイズではなく、ガラスサーバーの個別小箱や緩衝材を含む完成したダンボールの縦・横・高さと重量で判断します。一般の宅急便・ゆうパック・メルカリ便では料金・重量上限・補償・引受条件が異なるため、利用サービスの公式最新表を確認しましょう。
高価な全自動機や大型品は、自分で薄い箱へ詰めず、メーカー指定梱包や適切な輸送サービスを優先してください。箱内の空間調整は梱包の隙間の埋め方、ガラス面を包む基本はプチプチの梱包方法も参考になります。
まとめ|水抜きとガラスの分離が基本
コーヒーメーカーは内部に水が残るか確認し、ガラスサーバーを別に保護し、重い本体を箱底で支えることが重要です。ドリップ式と全自動・カプセル式では水抜きの方法が違うので、機種の説明書と修理受付の条件を確認して発送しましょう。
メーカー公式情報・参考資料
公式情報確認:2026年10月24日。図解で示す仕切り・小箱・支持方法は一般的な梱包上の提案であり、各メーカーがすべての機種に指定した方法ではありません。水抜き・分解・付属品は個別の取扱説明書を優先してください。


