新聞紙を梱包材に使う方法|丸め方・隙間の埋め方と注意点

新聞紙を梱包材に使う方法 梱包道具・資材
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「プチプチがないけれど、家にある新聞紙で梱包できる?」「新聞紙は丸めて入れるだけでいい?」と迷うことがあります。

新聞紙は、商品を包む・箱の底へ敷く・ダンボールの隙間を埋めるために使える身近な緩衝材です。ヤマト運輸も、新聞紙を傷防止や箱内の隙間埋めに使える緩衝材として案内しています。

ただし、新聞紙は万能ではありません。印刷インクの色移り、耐水性の低さ、見た目や清潔感の問題があり、白い布・革・本・食品などへ直接触れさせない方がよい場面もあります。

先に結論|新聞紙を梱包に使う4つの方法

  1. 包む:食器・瓶などの表面保護と軽い緩衝
  2. 軽く丸める:ダンボールと荷物の隙間埋め
  3. 底に敷く:箱底から伝わる衝撃をやわらげる
  4. 上・周囲へ足す:箱の中で荷物が動かないよう固定する

インク移りや汚れが心配な商品は、先にビニール袋・無地紙・薄紙などで包み、その外側に新聞紙を使います。

この記事でいう「新聞 梱包」は、新聞そのものを発送する方法ではなく、新聞紙を梱包材・緩衝材として使う方法を扱います。

新聞紙は梱包材・緩衝材として使える

ヤマト運輸は梱包の基本として、新聞紙などの緩衝材を「荷物の傷を防ぐ」「ダンボール内の隙間を埋めて破損を防ぐ」ために使うと案内しています。

食器では新聞紙やエアーキャップで1点ずつ包み、箱底にも緩衝材を敷き、箱を軽く揺すって中身が動かなくなるまで周囲を固定する方法が案内されています。

つまり新聞紙は、単に「余った隙間へ詰める紙」ではなく、包む+底を守る+動きを止めるという3つの役割で使えます。

新聞紙の4つの使い方を先に覚える

新聞紙を梱包に使う4つの方法
使い方 向く用途 ポイント
平らなまま包む 皿、グラス、瓶、傷を避けたい物 全体を覆い、角・縁・突起は重点的に保護
軽く丸める 箱と商品の隙間 空気を含ませ、硬い玉にしない
くしゃくしゃにして底へ敷く 箱底のクッション 荷物を置く前に底面を覆う
周囲・上部へ足す 箱内固定 荷物を押しつぶさず、動かなくなるまで調整

新聞紙の正しい丸め方は「固めすぎない」

新聞紙を隙間埋めに使うときは、ぎゅっと小さな硬い玉にするのではなく、紙の間に空気が残る程度にふんわり丸めるのが基本です。

梱包資材メーカーも、新聞紙や紙をプチプチの代用品として使う場合、固く丸めすぎると荷物を傷つけやすくなり、逆に丸め方が甘すぎても緩衝効果が弱くなるため、適度に空気を含ませるよう案内しています。

隙間の大きさに合わせて丸める

  • 小さい隙間:1枚を軽くねじる・折る程度
  • 中くらいの隙間:1枚をふんわり丸める
  • 大きい隙間:複数枚を別々に丸めて組み合わせる

大きな隙間へ新聞紙を一塊に押し込むより、小さめのクッションを複数作って配置する方が調整しやすくなります。

ダンボールの隙間を新聞紙で埋める6手順

ダンボールの隙間を新聞紙で埋める手順

1.商品自体の保護を先にする

新聞紙を隙間埋めに使う前に、商品へ必要な一次保護をします。

  • 水濡れに弱い物 → ビニール袋・OPP袋
  • 割れ物 → 新聞紙またはプチプチで個別包装
  • 白い布・革・本 → インクが直接触れないよう無地紙や袋を挟む

「新聞紙を入れれば全部守れる」と考えず、商品そのものの弱点を先に対策してください。

2.箱の底に新聞紙を敷く

荷物を置く前に、箱底へ軽くくしゃくしゃにした新聞紙を敷きます。

ヤマト運輸も食器・CD等の梱包で、最初にダンボール底面へ緩衝材を敷く方法を案内しています。

3.商品を置く

底の緩衝材の上へ商品を置きます。複数の商品を入れる場合は、重い物を下、軽い物を上にします。

4.側面の隙間を埋める

箱と商品の間へ、軽く丸めた新聞紙を少しずつ入れます。

商品の位置を中央付近に保ち、片側だけへ新聞紙を大量に押し込まないようにします。

5.上部の空間を調整する

ふたを閉じたときに商品が上下へ大きく動く場合は、上部にも新聞紙を加えます。

柔らかい商品や箱がつぶれやすい商品では、新聞紙で上から強く押さえ付けないでください。

6.箱を軽く揺すって確認する

封をする前に箱を軽く揺すり、商品が動く音・感触がないか確認します。

まだ動くなら新聞紙を追加し、動かないなら封かんします。隙間埋めの基本はこちらでも詳しく解説しています。

食器・グラスは新聞紙で1点ずつ包める

新聞紙は、食器・グラス・瓶などを1点ずつ包む緩衝材としても使えます。ヤマト運輸も、食器を新聞紙やエアーキャップで1点ずつ包む方法を案内しています。

皿の包み方

  1. 新聞紙の中央へ皿を置く
  2. 四方から新聞紙を折り込む
  3. 皿全体が露出しないよう包む
  4. 必要ならもう一枚重ねる
  5. 箱へは寝かせて積まず、立てて入れる

複数枚の皿をまとめて裸のまま包むのではなく、基本は1枚ずつ保護します。

グラス・瓶の包み方

グラス・瓶は新聞紙を巻き付け、口・底・細い部分などを重点的に保護します。ふたがある容器は、本体とふたを別々に包みます。

高価なグラス、細いステムのあるワイングラス、精密なガラス製品などは、新聞紙だけに頼らずプチプチ等を組み合わせた方が安全です。

新聞紙を直接触れさせない方がいい物

新聞紙を緩衝材に使う場合のインク移り

新聞紙は便利ですが、印刷インクや紙の状態を考えると、商品へ直接触れさせない方がよいケースがあります。

荷物 新聞紙の使い方 理由
白い衣類・布製品 袋の外側で隙間埋め 摩擦・湿気でインクが移る可能性
白・淡色の革製品 無地紙や袋を挟む 色移りや擦れを避けたい
本・写真・紙製品 OPP袋等で先に保護 インク移り・湿気を避ける
濡れた物・結露する物 防水包装後の外側で使用 新聞紙には耐水性がない
食品 食品用包装・袋の外側で使用 直接接触する資材は衛生・適合性の確認が必要
一般的な食器・瓶 清潔で乾いた新聞紙で個別包装可 配送会社も緩衝材として案内

インク移りが心配なら「商品→袋→新聞紙」の順にする

メルカリの梱包解説でも、新聞紙は色移りすることがあるため、商品と新聞紙が直接触れないようビニールで包む方法が紹介されています。

特に、白い商品・布・革・印刷物・コレクション品などは、先にOPP袋・ビニール袋・無地紙などで覆ってから新聞紙を使う方が安心です。

新聞紙は防水材ではない

新聞紙は多少の湿気を吸うことはありますが、防水資材ではありません。濡れると強度が落ち、インクが移りやすくなることもあります。

水濡れを防ぎたい商品は、新聞紙ではなくビニール袋・OPP袋などで一次包装してください。

食品へ普通の新聞紙を直接当てるのは避ける

食品・農産物を送る場合、新聞紙を箱内の外側緩衝に使うことはできますが、食品へ直接触れる資材は食品用として適した包装を使うのが基本です。

農林水産省も、農産物の容器包装や、梱包時に使う新聞紙などについて、材質や業界団体の見解等を確認し、安全性に問題がないか確認するよう案内しています。

食品では、まず食品用ポリ袋・パック・包装紙などで包み、その外側に新聞紙を緩衝材として使う構造にすると分かりやすくなります。

新聞紙とプチプチはどちらがいい?

比較項目 新聞紙 プチプチ
追加コスト 家にあればほぼ不要 購入が必要な場合あり
隙間埋め 得意 使えるが量が必要になりやすい
商品を包む 軽い保護向き 衝撃保護に向く
色移り 注意が必要 基本的に印刷インクなし
耐水性 なし 紙より水に強いが完全防水ではない
見た目 家庭的・再利用感が出やすい 発送用資材らしい
高価・壊れやすい物 単独では不向きな場合あり 新聞紙より選びやすい

新聞紙は特に「箱の隙間を低コストで埋める」用途に強く、プチプチは「商品そのものを衝撃から守る」用途に強いと考えると使い分けやすくなります。

割れやすい・高価・精密な商品では、商品をプチプチで保護し、残った箱の隙間を新聞紙で埋める組み合わせも有効です。

無地新聞紙・更紙・ボーガスペーパーとの違い

「新聞紙は便利だけれど、インク移りや見た目が気になる」という場合は、無地の紙緩衝材を使う方法があります。

発送件数が多い場合や、購入者へ送る商品の見た目を整えたい場合は、新聞紙を毎回再利用するより、無地の紙緩衝材を用意した方が作業しやすいことがあります。

新聞紙だけでは足りない梱包もある

新聞紙は「万能なプチプチ代替」ではありません。
強い衝撃・圧力・突き刺し・水濡れ・精密機器の保護などは、別の資材と組み合わせます。

次のような荷物は、新聞紙だけで済ませず、プチプチ・厚紙・専用トレー・発泡材・丈夫な外箱などを検討してください。

  • 精密機器・電子機器
  • 高価なガラス製品
  • 細い脚のあるワイングラス
  • 液晶画面
  • 重量物
  • 角・突起が鋭い物
  • 一点物・代替困難な物

梱包材を選ぶ基本は「梱包の基本|水濡れ・破損・飛び出しを防ぐ方法」も参考にしてください。

メルカリ発送で新聞紙を使うときの注意

メルカリ公式の2026年7月のコラムでも、ダンボールの隙間埋めには新聞紙またはエアーキャップが推奨されています。

一方で、新聞紙には「色移りすることがある」「開封時の見た目が専用緩衝材より劣る」というデメリットも挙げられています。

フリマ発送では、次の3点を意識すると使いやすくなります。

  • 商品へ直接触れないよう、先に袋やプチプチで保護する
  • 汚れ・湿り・強いにおいがある新聞紙は使わない
  • 必要以上に詰め込み、購入者へ大量の古紙を送らない

新聞紙の梱包でよくある質問

新聞紙は何枚くらい必要ですか?

箱・商品の大きさによって変わるため、一律の枚数では決められません。箱底・側面・上部を調整し、箱を軽く揺すって商品が動かなくなる量を使います。商品を押しつぶすほど詰めないでください。

新聞紙で食器を直接包んでもいいですか?

一般的な食器の緩衝材として新聞紙を使う方法は、ヤマト運輸でも案内されています。色移りや衛生面が気になる食器では、無地紙などを一枚挟む方法もあります。

新聞紙がない場合は何で代用できますか?

タオル、無地の紙、クラフト紙、ボーガスペーパー、プチプチ、エアークッションなどが候補です。ヤマト運輸も、新聞紙やエアーキャップがない場合はタオル等でも緩衝効果があると案内しています。

まとめ

新聞紙は、商品を包む・箱底へ敷く・隙間を埋めるの3役をこなせる、身近で使いやすい梱包材です。

参考:ヤマト運輸「荷物の梱包方法の基本」、ヤマト運輸「食器・お皿(宅急便)の梱包方法」、メルカリ「梱包時にできる隙間の対処法」、ダンボールワン「プチプチがないときの代用品」、ダンボールワン「食器や割れ物の梱包方法」、ダンボールワン「紙製の緩衝材」、農林水産省「国際水準GAPガイドライン」(2026年9月27日確認)