フィギュアの梱包方法|箱あり・箱なしで破損を防ぐ発送手順

フィギュアの梱包方法 商品別の梱包方法

フィギュアは小さく見えても、髪・指・装飾・台座など細い部分が突き出していることが多く、配送中の衝撃で破損しやすい荷物です。

購入時の箱やブリスターが残っている場合と、箱がない場合では梱包方法も変わります。

この記事では、本体・台座・付属品・メーカー箱まで含めて傷めにくい発送方法を解説します。

この記事でわかること

  • フィギュアの発送に必要な梱包資材
  • 箱ありフィギュアの梱包手順
  • 箱なしフィギュアの梱包手順
  • 細いパーツや突起部を守るポイント
  • プチプチの向きと箱内固定の考え方

フィギュアの梱包で防ぎたい4つのこと

  • 細いパーツの破損:髪・指・羽・装飾などへ力が集中するのを防ぐ
  • 擦れ:本体や付属品同士が直接こすれるのを防ぐ
  • 水濡れ:本体やメーカー箱が雨や水分の影響を受けるのを防ぐ
  • 箱内移動:外箱の中で本体やメーカー箱が動いてぶつかるのを防ぐ

ヤマト運輸は、一般的に流通しているフィギュアは、ダンボールなどで輸送に適した梱包がされていれば宅急便で発送できると案内しています。

また、破損しやすい品物は緩衝材を使い、輸送に耐えられる梱包にするよう案内しています。

梱包全体の基本は「梱包の基本|水濡れ・破損・飛び出しを防ぐ方法」も参考にしてください。

フィギュアの梱包に必要な資材

資材 用途
OPP袋・ビニール袋 本体やメーカー箱の水濡れ対策
プチプチ 本体・メーカー箱・付属品への衝撃対策
薄紙・やわらかいシート 細かな凹凸や表面への引っ掛かりを抑える
小袋 台座・交換パーツなどを分けてまとめる
小箱 箱なしフィギュアや突起部を外圧から守る
ダンボール 最終的な外装に使う
紙・エアー緩衝材 外箱の隙間を埋めて移動を防ぐ

購入時の箱がある場合の梱包手順

メーカー箱とブリスターが残っている場合は、まず本来の収納位置へ戻し、その箱自体を外箱で守るのが基本です。

箱ありフィギュアの梱包手順

1.本体・台座・付属品を確認する

台座、交換パーツ、説明書などがそろっているか確認します。

細い部分がすでに曲がっていないか、ブリスターが割れていないかも確認します。

2.本体をブリスターへ戻す

購入時のブリスターがある場合は、本体と付属品を本来の位置へ戻します。

無理に押し込まず、突起部がブリスターの縁へ強く当たっていないか確認します。

着脱できる部品でも、発送のために無理に外さないことが大切です。もともと着脱する仕様のパーツだけを分け、固い部分を力任せに外すのは避けます。

3.メーカー箱を防水する

メーカー箱も商品の一部として残したい場合は、OPP袋や大きめのビニール袋へ入れます。

4.メーカー箱をプチプチで包む

袋の上からプチプチで全体を包み、角や側面への衝撃をやわらげます。
テープはメーカー箱へ直接貼らず、プチプチ同士を留めます。

5.ひと回り大きいダンボールへ入れる

ヤマト運輸は、購入時のメーカー梱包箱のまま発送できる場合がある一方、箱へ送り状を貼りたくない・汚したくない場合は二重梱包を案内しています。

メーカー箱の状態も守りたい場合は外箱を用意します。

6.隙間を埋めて封かんする

外箱を軽く動かしてメーカー箱が滑る場合は、側面・底・上部の空間へ緩衝材を足します。

強く押し込まず、箱が大きく動かない程度に固定します。

箱なしフィギュアの梱包手順

箱がない場合は、フィギュアそのものを外圧から守ります。特に細い突起を緩衝材へ引っ掛けないことと、外箱の中で動かさないことが重要です。

箱なしフィギュアの梱包手順

1.破損しやすい部分を確認する

髪の先、指、羽、アンテナ、衣装の細い部分など、外側へ突き出している箇所を確認します。

2.着脱式の台座・付属品を分ける

台座や交換パーツなど、もともと着脱する仕様のものは本体から分け、それぞれ個別に包みます。

小さなパーツは小袋へまとめます。

3.凹凸の多い部分をやわらかい紙などで保護する

細いパーツが多い場合は、いきなり気泡面を押し当てず、薄紙ややわらかいシートを間に入れてから緩衝材で包む方法があります。
表面へ強い圧力をかけず、軽く沿わせます。

4.プチプチの気泡面を外側にして包む

ダンボールワンは、フィギュアのように凹凸が多い物では、プチプチの凸面を外側にする方法を案内しています。
気泡部分が細かな凹凸へ引っ掛かりにくくするためです。

5.必要なら小箱へ入れる

細い突起が多いフィギュアは、プチプチで包んだ状態を小箱へ入れ、その小箱をさらに外箱へ入れる方法があります。
外からの圧力を箱で受けやすくなります。

6.外箱の隙間を埋める

本体や小箱が外箱の中で動かないよう、周囲へ紙やエアー緩衝材を入れます。細い部分を直接押さえるのではなく、包んだ本体全体が移動しないよう周囲を固定します。

プチプチを強く巻きすぎない

「壊れないように」と緩衝材を強く巻くと、細いパーツへ梱包時点で力がかかることがあります。緩衝材は衝撃を受け止めるために使い、突起部を締め付けるためには使いません。

突起の周囲に空間が必要なら、本体を小箱へ入れ、その外側の隙間を埋める方法が使いやすくなります。

箱あり・箱なしで梱包を使い分ける

状態 梱包の考え方 ポイント
メーカー箱・ブリスターあり 本来の収納状態へ戻し、メーカー箱ごと二重梱包 メーカー箱へ直接送り状やテープを貼らない
箱あり・ブリスターなし 本体を個別保護して箱内固定し、その箱を外装で守る 元箱の中でも本体が動かないようにする
箱なし・突起が少ない 防水+プチプチ+ダンボール 本体へ直接テープを貼らない
箱なし・突起が多い 表面保護+プチプチ+小箱+外箱 細い部分を押さえつけず、外圧を箱で受ける

フィギュアの梱包で避けたいNG例

  • 細いパーツへテープを直接貼る
  • 無理にパーツを外して発送する
  • 突起部を押しつぶすほどプチプチを強く巻く
  • 付属品を裸のまま本体と一緒に入れる
  • メーカー箱を守りたいのに直接送り状を貼る
  • 外箱に大きな隙間を残して発送する
  • 小さすぎる箱へ無理に押し込む

発送前チェックリスト

  • 本体に破損や曲がりがないか確認したか
  • 台座・交換パーツなどを入れ忘れていないか
  • 着脱式パーツは個別に保護したか
  • 細い突起へ強い圧力がかかっていないか
  • フィギュア本体へテープが直接触れていないか
  • 水濡れ対策をしたか
  • 外箱の中で本体やメーカー箱が大きく動かないか
  • メーカー箱を残したい場合、二重梱包したか
  • 梱包後のサイズ・重さを確認したか

箱のサイズ・厚み・強度は「ダンボールの選び方」、発送サイズの確認は「宅配便サイズの測り方」も参考にしてください。

フィギュアの梱包でよくある質問

プチプチは何重に巻けばいいですか?

必要な厚みはフィギュアの大きさや形状で変わります。「必ず何重」と決めるより、突起部へ圧力をかけず、外からの衝撃を受け止められる状態を作ることを優先します。

プチプチの凸面は内側と外側のどちらですか?

ダンボールワンは、フィギュアのように凹凸が多い物では、気泡が引っ掛からないよう凸面を外側にする方法を案内しています。

緩衝性能そのものは向きで変わらないため、形状に合わせて使い分けます。

箱なしフィギュアは袋だけで送れますか?

破損しやすい立体物なので、袋だけではなくダンボールなど外圧を受け止められる外装を使う方が安全です。

高額なフィギュアも宅急便で送れますか?

ヤマト運輸は、一般的に流通しているフィギュアは適切に梱包すれば宅急便で発送できる一方、一点もの・代替品のないものや高額なものは預かれない場合があると案内しています。
発送前に配送会社へ確認してください。

まとめ

フィギュアの梱包では、細い部分へ直接力をかけないこと、付属品を個別に保護すること、外箱の中で動かないよう固定することが重要です。

メーカー箱がある場合は本来の収納状態へ戻し、箱も守りたいなら二重梱包します。

箱がない場合は、凹凸や突起を確認してから表面を保護し、プチプチ・小箱・ダンボールを組み合わせて外圧から守りましょう。

参考:ヤマト運輸「プラモデルやフィギュア・ぬいぐるみなどは、送れますか?」、ダンボールワン「プチプチの向きや裏表はある?最適な使い分けの方法」、ダンボールワン「小さいけど厚みがある物の梱包と発送方法」(2026年9月18日確認)